STARTO ENTERTAINMENT(以下、STARTO社)現代表取締役CEOの福田淳さんが、6月末の任期満了をもって退任する方向で最終調整していることが明らかとなった。
6月13日、時事通信ほか一部報道機関において、福田淳さんが退任し、後任としてテレビ局役員経験者が就任する方向で調整中との旨が報じられていた(外部リンク)。
それらを受けて同日、STARTO社は声明を発表。「現在、その方向で最終調整しておりますが、なんら機関決定したものではございません」と、報道内容を一部認めた。
設立から約1年半──STARTO ENTERTAINMENT社の軌跡
STARTO社は、旧ジャニーズ事務所(現SMILE-UP.)の所属タレントを引き継ぐ形で、2023年10月に設立された芸能プロダクション。
故ジャニー喜多川氏の性加害問題が表面化したことを受け、被害者への補償業務に専念するSMILE-UP.社から独立した企業(※)として設立された。
社名はファンクラブでの公募により決まったもので、「STAR(スター)+と(未来へ向かう)」という意味が込められている。
(※)一方、STARTO社を巡っては、その知的財産権管理会社やファンクラブの運営会社といった系列会社を含め、現時点で株主構成などの詳細は明らかになっていない。旧ジャニーズ事務所の経営陣とこれらの会社に資本関係がないのか、旧ジャニーズ事務所とSTARTO社が、本当に経営分離がなされているか、依然として不透明なままである。
エージェント制の導入、チケット不正転売への対策など新たな動きが続く
STARTO社は、タレントとの契約面において、従来のマネジメント制に加え、よりタレントの裁量が大きいとされているエージェント制も導入。
実際に、嵐、TOKIO、King & Princeに関しては、同社公式サイト上にて「グループエージェント契約」と明記されている(外部リンク)。
STARTO社所属タレントの一覧/画像は公式サイトよりスクリーンショット
2024年4月に本格始動して以降、所属アイドルグループ・timeleszの追加メンバーを募集する公開オーディション企画「timelesz project」(通称・タイプロ)の開催、チケット転売サイトへの情報開示請求の実施、公式リセールサイトの開設決定など、新たな動きを見せている。

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