にじさんじ所属バーチャルYouTuber(VTuber)の葛葉さん、叶さん、ROF-MAO(ろふまお)による3マンライブ「Aim Higher」が、7月27日に横浜・ぴあアリーナMMで開催された。
3月と7月(ライブ当日)に相次いでメジャーデビューした葛葉さんと叶さん、そして2021年10月に加賀美ハヤトさん、剣持刀也さん、不破湊さん、甲斐田晴さんによって結成され活躍を続けるユニット・ROF-MAO。
YouTubeでのバラエティに富んだ配信はもちろん、音楽活動でも男性VTuberシーンを牽引する3組だ。今回は筆者が現地で目撃した、三者三様のライブをレポートする。
【画像ギャラリー】3組の魅力が爆発したライブの模様
18時。ライブは定刻通りにスタート。会場を揺らす重低音のビートとギターによるアグレッシブなBGMが鳴り響いた瞬間、一斉にペンライトを光らせる観客。音楽に合わせて出演者を紹介するアニメーションが流れ、期待値は最高潮に達する。
トップバッターはROF-MAO。1曲目は「New street, New world」。低音のラップで剣持刀也さんが口火を切り、会場の空気をじわじわと温めていく。甲斐田晴さんが「正真正銘初期衝動」というフレーズを力強く歌い上げ、ユニゾンによる「Here We Go!」へ。その瞬間、会場は観客が掲げたペンライトで染まり、「Aim Higher」の幕開けが高らかに告げられた。「New street, New world」
間髪入れずに披露されたのは「Let’s Get The Party Started!」。シャンパンタワーや金色の文字をふんだんに使ったVJ演出はパーティー感満点だ。サビ後には不破湊さんと甲斐田晴さんが背中を合わせ、ウインクと共に「ねえ こっちきて」とささやき、ファンのハートを撃ち抜いた。
しかし、かっこいいだけで終わらないのがROF-MAOだ。CD音源ではここから女性の心をガッチリ掴むような掛け合いが行われるのだが、ライブでは音源を無視し、「うわー! めっちゃ人いる!」と興奮を口にする甲斐田晴さん。その後も不破湊さんと甲斐田晴さんの2人でコントを繰り広げるのだが、加賀美ハヤトさんが巨大な岩を持って「ライブに戻れ!」と叫びながら跳びかかるという破天荒なステージを繰り広げた。「Let’s Get The Party Started!」
MCパートでは、3Dで初披露となるROF-MAO衣装に言及。不破湊さんが「(衣装の後ろ姿も見れるように)1回くるっと回っておいた方がいい?」と提案すると、まさかの前転をしてしまう剣持刀也さん。相変わらずの自由っぷりを見せつけた。
次に披露されたのは、ORANGE RANGE「キリキリマイ」のカバー。重々しいバンドサウンドでラップパートを担当したのは剣持刀也さん、加賀美ハヤトさん、不破湊さんの3人だ。
ラッパーさながらに腕を振り回す剣持刀也さん、手でイヤモニを抑え自分の声に集中しつつその目は会場を見据える加賀美ハヤトさん、挑発的な横ノリの動きで会場を煽る不破湊さん。そこに「一度耳にしたら離れない」と甲斐田晴さんが声を張り上げ、印象的なフレーズ「キリキリマイ」へ。それぞれの楽曲表現へのアプローチに個性が現れるカバーだった。
3月と7月(ライブ当日)に相次いでメジャーデビューした葛葉さんと叶さん、そして2021年10月に加賀美ハヤトさん、剣持刀也さん、不破湊さん、甲斐田晴さんによって結成され活躍を続けるユニット・ROF-MAO。
YouTubeでのバラエティに富んだ配信はもちろん、音楽活動でも男性VTuberシーンを牽引する3組だ。今回は筆者が現地で目撃した、三者三様のライブをレポートする。
【画像ギャラリー】3組の魅力が爆発したライブの模様
目次
- 1. 「楽しむ=かっこいい」ROF-MAOらしさはライブでも
- 2. ROF-MAOとして「別の意味で勇気がいる」曲を披露
- 3. 終盤パートは高速のロックとバラード
- 4. ROF-MAOが叩きつけた「前進宣言」
- 5. 叶、王子様のような笑顔でダークな世界へ招待
- 6. 表情、身体、歌声──叶の全てが会場を虜に
- 7. 叶の楽曲を憑依させたかのようなパフォーマンス
- 8. ファンへの思いを真っ直ぐに向けたラスト2曲
- 9. 「葛葉色」に染まったぴあアリーナMM
- 10. 葛葉という名のエンターテインメント
- 11. ロックスターを彷彿とさせる葛葉のパフォーマンス
- 12. 「葛葉が積み上げたこれまで」を歌で体現
- 13. 6色のペンライトが光り輝いたアンコール
- 14. セットリスト
「楽しむ=かっこいい」ROF-MAOらしさはライブでも
当日は、にじさんじ所属VTuber・イブラヒムさんと現地リポーターの百花繚乱さんが、会場でも配信された直前番組で現地・オンライン配信ともに観客を盛り上げる。18時。ライブは定刻通りにスタート。会場を揺らす重低音のビートとギターによるアグレッシブなBGMが鳴り響いた瞬間、一斉にペンライトを光らせる観客。音楽に合わせて出演者を紹介するアニメーションが流れ、期待値は最高潮に達する。
トップバッターはROF-MAO。1曲目は「New street, New world」。低音のラップで剣持刀也さんが口火を切り、会場の空気をじわじわと温めていく。甲斐田晴さんが「正真正銘初期衝動」というフレーズを力強く歌い上げ、ユニゾンによる「Here We Go!」へ。その瞬間、会場は観客が掲げたペンライトで染まり、「Aim Higher」の幕開けが高らかに告げられた。
しかし、かっこいいだけで終わらないのがROF-MAOだ。CD音源ではここから女性の心をガッチリ掴むような掛け合いが行われるのだが、ライブでは音源を無視し、「うわー! めっちゃ人いる!」と興奮を口にする甲斐田晴さん。その後も不破湊さんと甲斐田晴さんの2人でコントを繰り広げるのだが、加賀美ハヤトさんが巨大な岩を持って「ライブに戻れ!」と叫びながら跳びかかるという破天荒なステージを繰り広げた。
次に披露されたのは、ORANGE RANGE「キリキリマイ」のカバー。重々しいバンドサウンドでラップパートを担当したのは剣持刀也さん、加賀美ハヤトさん、不破湊さんの3人だ。
ラッパーさながらに腕を振り回す剣持刀也さん、手でイヤモニを抑え自分の声に集中しつつその目は会場を見据える加賀美ハヤトさん、挑発的な横ノリの動きで会場を煽る不破湊さん。そこに「一度耳にしたら離れない」と甲斐田晴さんが声を張り上げ、印象的なフレーズ「キリキリマイ」へ。それぞれの楽曲表現へのアプローチに個性が現れるカバーだった。
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