「葛葉色」に染まったぴあアリーナMM
登場前から会場のペンライトは赤一色。真っ暗な中に無数の赤が灯った会場は、さながら漆黒の夜に開かれたヴァンパイアの集会のようだった。
「お前ら、待たせたな!」と、不敵な笑みを浮かべつつ現れた葛葉さんの1曲目は、激しいドラムとギターサウンドが印象的な「Wonder Wanderers」。パフォーマンスする姿からは、ここがモッシュやヘドバンし放題のライブハウスなのではないかと錯覚させるほどの凄みを放つ。
艶のある声で歌い上げられるサビが宴のはじまりを高らかに告げる。「お前ら、拳上げろ!」と煽る葛葉さんは、最初から往年のロックスターのようなオーラを漂わせていた。
葛葉という名のエンターテインメント
楽曲でそのカリスマ性を存分に発揮した一方、MCでは観客を笑わせるようなトークが炸裂。かっこいい、でもしっかり笑わせるというギャップが魅力の一つなのだろうと改めて感じた。
披露されたのは、ピノキオピーさん「神っぽいな」のカバー。あえて行儀悪く椅子に座りながら、図太いキックのリズムに乗り、身振り手振りで観客を煽る葛葉さんは、帝王のような貫禄で観客の視線を釘付けにする。
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