ラプラス・ダークネス、本物のバットマンと邂逅!
デビューしてまだ間もない新人VTuberとしては異例の大仕事だったこともあり、普段の傍若無人さが息を潜めて緊張しているのがかわいい。頑張ったよラプちゃん!
インタビュアーとしての仕事はきっちりこなしており、難しすぎる質問やネタバレになる質問はせず、素朴な質問を投げかけることで二人の魅力をしっかり引き出しています。今後も、映画関係の様々な取材をしてほしいです。
ラプラス・ダークネス、ラジオ番組をやる
ひとつの話題からゆったりと自身の話題を広げていくしゃべり方は、いつもの子どもっぽい大騒ぎ感とは異なり、落ち着きのある大人びた総帥らしさを感じさせてくれます。じっくりお手紙に寄り添ってアドバイスする場面もありますが、背伸びしすぎず等身大で語る姿はスッと心に入ってきます。
1回20分くらいなのもとても聴きやすい。今後もっと増やしてほしいシリーズです(このまま公式番組にしてもいいのではないでしょうか、カバーさん……!)。
ラプラス・ダークネス、部屋が汚い、すごく
凄惨すぎる現状を、最初に到着した用心棒の侍・風真いろはさんが頑張って「最低限のレベル」まで掃除。
それでも後半、博衣こよりさんが到着した際の第一声が「くさっ!」(ラプラスさんいわく「全然人呼べる」状態だったそうですが、いろはさんは「いや、汚いだろまだ!」とツッコミ)。
お皿が半年前に使ったものしかなく、こぼした牛乳は乾かしてそのまま。強烈な汚部屋トークが続く中でも、仲良し感がチラ見えする素敵なクリスマス配信でした。
ラプラス、鷹嶺ルイには甘えんぼう
総帥と幹部という上下関係もあるのですが、鷹嶺ルイさんが世話焼きお母さん、ラプラス・ダークネスさんが甘えん坊娘といった感じで、お互いを慕い合っている様子が伝わってきます。
部屋に入ったときの鷹嶺ルイさんの「(部屋)片付けたんだ?」という自然すぎる入りからはじまり、ラプラス・ダークネスさんが「コーラ持ってきて」とパシるのに対しての「いいよ」という優しい返し。
ラプラス・ダークネスさんのわがままと素直さが入り交じる発言に、鷹嶺ルイさんが面倒をみてあげたくなる気持ちもよくわかります。わかる。なんて温かい空間なんだろう…この親子のような2人を見る壁でありたい、という思いを叶えてくれる配信でした。
ラプラス・ダークネス、逆凸で傍若無人
高まるテンションは傍若無人さに拍車をかけて、まずは一番話しやすそうな仲良し幹部の鷹嶺ルイさんに唐突に逆凸(通話)。ちょっと酔って「ママー!」と甘えても優しく受け止める鷹嶺ルイさん、本当に良い人。
ラプラス・ダークネスさんは一番後輩の立場でありながらも、ホロライブの先輩に対してタメ語でバンバン攻めています。総帥ですから。やんちゃな言葉でわめきまくる彼女を、先輩たちがあやしていくのが、なんとも微笑ましい。
逆凸中にかける相手を間違えて先輩たちと修羅場になったり、適当な発言から茶番がはじまったり、虚勢を張った後に三下ムーブをするなど、先輩たちからの愛され方がよくわかる逆凸配信です。
最後に出てくるのは、ラプラス・ダークネスさんのママことキャラクターデザインを担当した三嶋くろねさん。ママに甘えるの大好きな総帥、大喜びでご満悦でした。
なお、さくらみこさんなど他のホロライブメンバーによれば、裏ではとても礼儀正しいそうです。
ラプラス・ダークネス、歌枠が情熱的かつちびっこ
歌からMC、そして次の歌への流れがなめらか。構成の上手さには驚かされます。曲がうまく歌えようがなんだろうがスパッと次へと進むスタイルは、かなり俯瞰して「生配信」という場を調節できているように見受けられます。つなぎのフリはアドリブとは思えないテンポの良さとリズム感があり、観ていて爽快です。
カラオケのみならず「アンドロイドガール」「地球最後の告白を」などのアカペラも超ハイクオリティで鳥肌モノ。パワー系のパンチの強い歌い方を得意とし、普段のノリとのギャップでメロメロになるファンが続出中。
この回では、ロックバンド・LINDBERGの「今すぐKiss Me」を熱唱するなど、90年代に青春を過ごした世代の人に取って涙もののボーカルを聴かせてくれます。かと思えば、別の回で「崖の上のポニョ」「夢をかなえてドラえもん」を全力で歌い、子どもが一生懸命歌っているかのような歌声にほっこりさせられる瞬間も。
ラプラス・ダークネス、歌がうまい、うますぎる
その再生数も納得なだけの、ラプラスダークネスさんの表現力がしっかり活かされているカバーMVです。総帥としての雄々しさとカリスマを持ちつつ、儚げな少女感も盛り込まれた、パワフルで繊細な作品。特に超高音の再現は圧巻。その歌唱力の高さを見せつけました。
驚くのはMV。配信待機画面・OP映像と同じテジンさんが制作したこの動画では、美術館や街並みの3DCGの中に、2Dとして歌詞やラプラス・ダークネスさんが実体化。現実とバーチャルの感覚がバグります。VTuberの新しい表現として必見です。
世界征服を目指して! 秘密結社holoXの総帥の活躍に期待
僕にとって、ラプラス・ダークネスさんのように「娘」を見守るように楽しめるVTuberは、ホロライブで初めてかもしれません。紫咲シオンさんやがうる・ぐらさんのように幼げなかわいさのあるタレントとはシナジーがありそうですし、がっちりと下準備する動画型エンタメならすでに尾丸ポルカさんとのコラボ「ポルカの伝説」で相性の良さを発揮しています。
メンバー限定の配信ではありますが『しまじろう』の映画のガチ同時視聴をできるのは、ラプラス・ダークネスさんだけのような気すらします。
唯一無二の配信でひとしきり笑い、それでいて含蓄のあるトークをし、時間になったら即終わる彼女に、敬礼。Yes My Dark!
ファンが選ぶ!holoX名配信
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たまごまご
Writer
雑食ライター。エキレビ!、ねとらぼ、MoguraVR、まんが王国ラボなどで書いています。漫画、サブカル、VTuber方面がメイン。好きな漫画は女の子が殴り合うやつ。
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連載
兎田ぺこら、さくらみこ、星街すいせい──カバー株式会社が運営するバーチャルYouTuber(VTuber)グループ・ホロライブ。 30名以上のタレントたちが所属しており、歌やダンスに力を入れているVTuberも多く、アイドル的な人気を獲得しています。 しかし「配信・動画は観たことがない」「興味はあるけど、何を観たらわからない」という人も多いはず。 そこで、その魅力がわかる配信・動画を厳選して紹介しています。
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