たかくらかずき、個展「キャラクターはことば」開催 ゲームと祭りが交錯する展示空間

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米村 智水
たかくらかずき、個展「キャラクターはことば」開催 ゲームと祭りが交錯する展示空間
たかくらかずき、個展「キャラクターはことば」開催 ゲームと祭りが交錯する展示空間

たかくらかずき 個展「キャラクターはことば」

アーティスト・たかくらかずきさんによる個展「キャラクターはことば」が開催される。会期は11月16日(日)~2026年3月1日(日)。

会場は、北欧ライフスタイル体験施設・メッツァビレッジ(埼玉県飯能市)内に2025年3月に開館した現代美術館「HYPER MUSEUM HANNO」。同館の第3弾企画展として行われる。

ゲームと祭りが交錯する展示空間

展覧会「キャラクターはことば」では、「オニ」「カッパ」「十二支」「仏教・神道」「妖怪変化」などをモチーフとした、たかくらかずきさんならではのキャラクター造形を会場内外に展開。

たかくらかずき 個展「キャラクターはことば」

PCを設置し、実際にゲームとして遊べるインタラクティブな作品体験が用意されており、鑑賞者が“プレイして遊ぶ”アートとして提示されるという。

また、会場中央には高さ約4mの巨大守護神「ハイパーマン」が鎮座。豊かな自然に囲まれた森と湖のなかに、「ゲーム」と「マツリ」的な聖地空間が出現する演出も特徴的だ。

さらにミュージアムショップでは、たかくらかずきさんによる初の絵本 「オニカッパと十二支」が先行販売される。

デジタル×東洋思想の境界を横断する、たかくらかずき

たかくらかずきさんは1987年生まれ、山梨県出身のアーティスト。東京造形大学大学院修了。

ビデオゲーム、ピクセルアート、VR、NFT、AIなどのデジタル表現を駆使しながら、仏教・神道・東洋思想を起点として「現代美術のルール書き換え」「デジタルデータの新たな価値」「キャラクターバリエーションの美学」を探究してきた作家だ。

過去には山梨県立美術館個展「メカリアル」をはじめ、多数の展覧会を開催。国内外で活躍している。

HYPER MUSEUM HANNOは「北欧と日本、自然とデジタルを融合させ、さらなる文化都市へ」というビジョンを掲げる新時代の現代美術館。

たかくらかずきさんの「デジタル×東洋思想×キャラクター」というアプローチは、「自然とデジタル」「リアルとバーチャル」が交錯する本館のコンセプトとリンクしている。

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イベント情報

たかくらかずき展「キャラクターはことば」

開催期間
2025年11月16日(日)~2026年3月1日(日)
開館時間
10:00~17:00(最終入館は16:30)

①<オンラインチケット>1,000(500)円
② <当日>1,200(700)円
※( )は4歳~18歳 ※税込価格
※オンラインチケットは来場の前日まで購入可

販売サイト:詳細は各チケットサイトでご確認ください。
※当日チケットは、ミュージアムチケットブースにて販売(販売時間 10:00~16:30)

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