フリマアプリでトレカ取引が激増 大人買いやコロナ禍が影響

フリマアプリでトレカ取引が激増 大人買いやコロナ禍が影響
フリマアプリでトレカ取引が激増 大人買いやコロナ禍が影響

POPなポイントを3行で

  • 楽天フリマアプリ「ラクマ」でトレカ取引が激増
  • 人気ブランドは「ポケモン」「遊戯王」が断トツ
  • かつての子供の大人買いも大きな要因
楽天が、自社で運営するフリマアプリ「ラクマ」でトレーディングカードを出品、または購入したユーザー8774人を対象に意識調査を実施。その結果を公開した。

「ラクマ」ではトレーディングカードの取り引きが急拡大しており、2020年8月1日~2021年7月31日の取り引き数が前年比で約5.2倍に伸長したという。また取り引きをしている主な層は、20〜30代の男性となっている。

「ラクマ」のカテゴリ「トレーディングカード」内にある小カテゴリ「BOX/デッキ/パック」における「2019年8月1日~2020年7月31日」と「2020年8月1日~2021年7月31日」の取り引き数で比較

かつての子供が「大人買い」するようになった今

質問「トレカを楽しむようになったきっかけを教えてください」への回答としてもっとも多いのが「子供の頃に好きだったキャラクターに、近年再びハマったから」(40.4%)。

人気のカードブランドとしては、1位に「ポケモン」(45.5%)、2位「遊戯王」(22.2%)、3位「ドラゴンボール」(6.8%)が続いている。

トレカを楽しむようになったきっかけ

もっとも好きなカードブランド

また「トレカにお金を使うようになった理由」でもっとも多いのは「子供の頃より経済力が付いて、お金を自由に使えるようになったから」(50.7%)。

幼少期に熱中したキャラクターを、大人になったいま自分で“大人買い”できるようになったことが「ラクマ」での取り引きが活性化している大きな理由と考えられる。

2021年に25周年を迎えた「ポケットモンスター」と、2019年に20周年を迎えた「遊戯王」が上位にあることも、それを裏付けている。

トレカにお金を使うようになった理由

もともとの好条件にコロナ禍とカード人気が重なったか

「楽天『ラクマ』でトレカを買う理由」でもっとも多かったのが、「特定のカードを指名買いできるから」(64.9%)。

次に多かったのが「カードショップへ行く時間が省けるから」(48.1%)。次いで「品数が多いから」(29.5%)となっている。

楽天「ラクマ」でトレカを買う理由

トレカを楽天「ラクマ」で売ったことがある人(7076名)を対象にした「売りやすい理由」という質問については、「薄いので、配送料が安く済むから」(64.6%)が最多。

普通郵便の規定内サイズであれば84円切手のみで送ることも可能で、厚さのある商品に比べると配送コストが抑えられるのは確かだ。

2位は「オンラインで売り買いできるから」(50.1%)。3位は「かさばらないので、すぐに売れなくても(在庫を持っていても)保管に困らないから」(34.8%)となっている。

なお、コロナ禍でトレカの遊び方に変化があったと答えたのは少数で、「オンライン(ZOOMなど)で対戦することが増えた」が11.5%、「大会やイベントに参加する機会が減った」が18.1%にとどまった。

一方で、約7割が「とくにない」と答えており、カード収集を目的にしている場合、コロナ禍の影響をさほど受けずに続けられていると言えるだろう。

コロナ禍でもカードゲームの遊び方には大きな変化はなしという結果も

以上の回答を総じて考えると、もともと場所、時間、保管スペースなどの制限が限りなく抑えられ、かつ利便性が高いという条件が揃っていたところに、コロナ禍の影響とカード自体への人気加熱が重なったことが、現在の状況を生み出していると考えられる。

昨今、『ポケモンカードゲーム』を筆頭にトレーディングカード(ゲーム)の人気が加熱。一方で、価格の高騰、転売など、様々な現象・問題がたびたび報じられており、9月24日にも広島市で大学生が殴られ、買ったばかりのトレーディングカードを奪われるという事件も起こっている(外部リンク)。

調査結果のまとめ
・購入のきっかけは「子供の頃に好きだったキャラクターに再びはまった」人が約4割
・人気のカードブランドは1位「ポケモン」、2位「遊戯王」、3位「ドラゴンボール」
・「トレーディングカード」にお金を使うようになった理由は「子供の頃より経済力が付いて、お金を自由に使えるようになったから」が約5割
・楽天「ラクマ」で買う理由は、「特定のカードを指名買いできるから」が6割超
・楽天「ラクマ」で売りやすい理由は、「薄いので、配送料が安く済むから」が約6割
・コロナ禍でカードゲームのオンライン対戦をするようになった人は約1割

【調査概要】
調査エリア:全国
調査対象者:楽天「ラクマ」ユーザー
回収サンプルサイズ:8774サンプル
調査期間:2021年8月30日(月)から8月31日(火)
調査実施機関:楽天「ラクマ」

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