トレーディングカードゲーム『ポケモンカードゲーム』(通称・ポケカ)運営は9月26日、公式サイト「トレーナーズウェブサイト」で直近の大会における不正行為について発表した。
9月20日・21日に開催された「ポケモンカードゲーム チャンピオンズリーグ2026 横浜」のシニアリーグにおいて、以下のような複数の不正行為が確認されたという。
【発覚した不正行為】
・本人ではないアカウントでの出場
・年齢を偽り、本来出場できないリーグへの出場
・自分のアカウントを他人に貸し出す行為
パシフィコ横浜で開催された『ポケカ』の同大会を巡っては、大会後に複数のプレイヤーがSNSで“替え玉”などの不正行為があったと報告。運営側からの声明に注目が集まっていた。
『ポケカ』不正行為のプレイヤーに出場禁止、アカウント凍結等の処分
これらの行為について『ポケカ』運営は、「イベントに参加するすべてのプレイヤーが公平・公正な環境で楽しめる機会を著しく損なうものです」と指摘。
不正行為に関する発表/画像は『ポケモンカードゲーム』公式サイトより
不正行為が確認されたプレイヤーに対しては、「プレイヤーズクラブ利用規約」に基づき、以下の処分を科す予定だとしている。
【不正を行ったプレイヤーへの処分】
・本大会(CL2026横浜)の失格
・一定期間、ポケモンカードゲームの公式・公認大会への出場禁止
・一定期間、プレイヤーズクラブのアカウント凍結と新規アカウント作成の禁止
・過去に獲得した、今後のイベント参加権利のはく奪
加えて、「氏名や年齢を偽って出場し景品などを不正に獲得する行為は、詐欺罪に該当する可能性があり、処罰対象となる場合があります」と法的な処罰へと発展する可能性についても言及した。
『ポケカ』運営、個人認証システムや本人確認書類提示を検討
また『ポケカ』運営として、以下のような再発防止策の導入を検討していると説明した。
【再発防止策】
・「ポケモンカードゲーム プレイヤーズクラブ」への個人認証システムの導入
・「チャンピオンズリーグ」などの大型大会における本人確認書類の提示
最後には「ポケモンカードゲームを気軽に楽しみたい多くのプレイヤーの皆様にはご不便をおかけしますが、ご理解のほどよろしくお願いいたします」と呼びかけ。
「今後も、皆様に安心してイベントにご参加いただけるよう、運営改善に努めてまいります」とコメントしている。

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