公開されたハイクオリティの360°VRコンテンツとハイライト映像で、回顧展の世界を堪能することができる。
世界に名を轟かせた石岡瑛子
2012年に亡くなるまでに、ジャズトランペット奏者のマイルス・デイヴィスさんのアルバム『TUTU』のジャケットデザインでグラミー賞、映画『ドラキュラ』でアカデミー賞衣装デザイン賞を受賞した石岡瑛子さん。北京オリンピック開会式では衣装デザインを担当するなど、世界的に有名なアートディレクター/デザイナーとして知られている。
ほかにも、社会現象となった資生堂「サマー・キャンペーン」のポスターやパルコや角川書店などの数々の歴史的な広告を手がけており、1980年代初頭からはニューヨークに拠点を移し、映画、オペラ、サーカス、演劇、ミュージック・ビデオなど、多岐にわたり活動した。
石岡瑛子の回顧展をオンライン公開
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響で限られた観客しか入場できなかったという点から、今回のアーカイブ公開が決まった。
ハイライト映像では石岡瑛子さんの作品をはじめ、語録・映像などを音声ありの解説とともに楽しむことができる。
また、実際の会場気分を味わえる360°VRも公開。これに加えて、360°VRでは下記2つの動画アーカイブが鑑賞できる(外部リンク)。
DOMMUNEアーカイブ
「東京都現代美術館 Presents 『石岡瑛子 血が、汗が、涙がデザインできるか』開催記念5時間番組『Encyclopedia of EIKO ISHIOKA』」(制作・編集 DOMMUNE)
【出演】コムアイ、マキシーン・ヴァンクリフ(ファッション・ディレクター)、荒川弘之(写真家)、松下徹(SIDECORE)、桜井久美(衣装デザイナー、アトリエHINODE)、ドリアン・ロロブリジーダ(ドラァグクイーン)、hossy(ドラァグクイーン)、河尻亨一(編集者、作家)、永井裕明(アートディレクター)、松本弦人(アートディレクター、グラフィックデザイナー)、宇川直宏(DOMMUNE、”現在美術家” )、藪前知子(東京都現代美術館 学芸員)
VABF関連イベント「石岡瑛子を語りつくす」トークセッション
【出演】河尻亨一(元・広告批評編集長)、藪前知子(東京都現代美術館 学芸員)
生きている実感を味わえる作品
この記事どう思う?
回顧展情報
「石岡瑛子 血が、汗が、涙がデザインできるか」
- 会期
- 2022年3月31日(木)まで
関連リンク
0件のコメント