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『Magic: The Gathering』新カードを独占紹介 社内で緊急『MTG』座談会も勃発

『Magic: The Gathering』新カードを独占紹介 社内で緊急『MTG』座談会も勃発

POPなポイントを3行で

  • 『Magic: The Gathering』新カードをKAI-YOU独占で紹介
  • 《原初の命令/Primal Command》《立腹/Infuriate》の特殊枠
  • 記念して『MTG』社内座談会を開催
世界初にして最高峰のトレーディングカードゲーム『Magic: The Gathering(マジック:ザ・ギャザリング、MTG)』の新エキスパンション『ストリクスヘイヴン:魔法学院』が4月23日(金)に世界で発売されます。

社内に「MTG部」を擁する我々KAI-YOUは、これまでも度々、90パーセントくらい趣味で『MTG』に関連にした取材・執筆を行なってきました。 そしてなんと、ついに販売元であるウィザーズ・オブ・ザ・コースト社(WotC)から新カードのプレビュー発表の機会をいただくことができたのです。

WotCからの突然の吉報によって社内は大混乱に。メディア運営開始から苦節8年、ついに公式からMTGメディアとして認められたのか……と感慨もひとしおです。

多分、この記事を読みにきた世界中のプレイヤー諸氏は「そんな御託はどうでもいいから新カードをはよ見せろ!」という血気盛んな方が多いでしょう。

落ち着いてください。私も落ち着きます。

そんなわけでKAI-YOU.netが託されたのはこの2枚。

原初の命令/Primal Command》と《立腹/Infuriate》です。

《原初の命令/Primal Command》

《立腹/Infuriate》

うおおおおおおおお!!!!!

「おい! 期待させておいて両方再録じゃねーか!」とお思いの皆様、落ち着いてください。というより、さすがにこのカードデザイン(特殊枠)を観れば普段は思慮深いプレイヤーの皆様はすでに納得して下さっているはず。

そう、これは『ストリクスヘイヴン:魔法学院』の目玉であるミスティカルアーカイブ・カード(グローバル版)なのですから!

時を越える呪文書庫「ミスティカルアーカイブ」。強力な古代魔法たちが、装いを新たに現代に蘇っています。

今回、急なプレビュー依頼に戸惑いながらも、KAI-YOU MTG部のみんなで『ストリクスヘイヴン:魔法学院』の解説を兼ねた座談会も行なってみました。

『ストリクスヘイヴン:魔法学院』座談会・登場人物

わいがちゃんよねや

KAI-YOUの社長。MTG歴5年+小中学生のときも少しやってた。世界最高峰の大会・プロツアーに憧れて周囲に「わいはカードゲームで食ってく」と豪語して度々会社を休んでまで遠征したりもするが、その実態は情を捨てきれないただのエンジョイ勢。でも負けると激しい鬱状態になる。好きな色は青赤(イゼット)、好きなカードは《弧光のフェニックス/Arclight Phoenix》《秘密を掘り下げる者/Delver of Secrets》。嫌いなカードは《王冠泥棒、オーコ/Oko, Thief of Crowns》と《自然の怒りのタイタン、ウーロ/Uro, Titan of Nature's Wrath》。

古見湖

KAI-YOUの最有力MTGプレイヤー/KAI-YOU Videosディレクター。学生時より某国内最大規模のMTGショップにて動画スタッフとして勤務し、MTGに関する動画をつくりまくってきた。しかしKAI-YOUに所属してからはアンダーグラウンドなストリートカルチャーの撮影・取材ばかりになってしまい、グレはじめてきている。現在はタトゥーへの興味が尽きない。好きな色は青黒(ディミーア)。好きなカードは《暗黒の儀式/Dark Ritual》《リッチの熟達/Lich's Mastery》。

わたはる

KAI-YOUのデザイナー/ディレクター。開発やクリエイティブ周りのことを一通り取り仕切る。なんでも手を出す性格と社内のMTG熱に影響され、最近『MTGアリーナ(MTGA)』をはじめた。しかし『MTGA』には初心者の鬼門「カラーチャレンジ」があり、突破できてないという噂。とりあえず手を出す反面、やるやる詐欺も多いので、本当にプレイしているのかもわからない。好きな色は赤、好きなカードは「これから探して行きたい」。

小林

KAI-YOUの編集者/Webディレクター見習い。新卒世代なのに、社内の誰よりもオールド・オタクであることを誇示する。漫画やアニメはもちろんだが、特にボードゲームやTRPG、マーダーミステリーといった非電源ゲームに精通し、その一環でMTGも「教養」として通ってきている。尊敬するオタクとして平野耕太を挙げ、曰く「彼をロールモデルにしている」。好きな色は緑、好きなカードは《辺境地の巨人/Outland Colossus》《野生の魂、アシャヤ / Ashaya, Soul of the Wild》。

『ストリクスヘイヴン:魔法学院』座談会・本編

みんな! 事件発生や!

どうしました!?(就業時間終わってるんだが)

ウィザーズ・オブ・ザ・コーストから『ストリクスヘイヴン:魔法学院』のカードプレビューの依頼が届いたんだよ!

ウィザーズ……? 失礼ながら存じ上げないです。

ええ!まじすか。『MTG』の開発会社ですよ! 世界企業ですよ! これはヤバい。このヤバさが伝わって欲しい。

たしか『デュエマ』とかもやってますよね。

『MTG』は知ってます。最近『MTGA』をやり始めました。まだ4時間くらいしかできてないけど……。

僕も非電源ゲーマーの端くれとして、もちろん『MTGA』はインスコしてプレイしてます。『MTGA』はオンラインゲームだけど。

古代魔法としての《原初の命令/Primal Command》

これは事件ですよ。めっちゃヤバい。世界中の『MTG』ファンがKAI-YOUの記事に飛んでくるよこれ。人生でいつかは新カードのプレビューやってみたかったんです。早速やっていきましょプレビュー。

まずはこれです。《原初の命令/Primal Command》。

お~~(わからん)。

これ、『ストリクスヘイヴン:魔法学院』の特殊枠のカードですよね。

特殊枠ってなんすか?

最近の『MTG』に多い傾向なんだけど、通常のカードのデザインと違った特殊な枠のカードが目玉として収録されるんです。今回のデザインは「ミスティカルアーカイブ・カード」と呼ぶらしい!

たしかにふつうのカードより荘厳というか派手というか。かっこいい感じがする。

今回の新セットが「魔法の大学」を舞台にしてるんです。で、この特殊枠の「ミスティカルアーカイブ」は、古(いにしえ)のすげえ強い呪文が大学の図書館に所蔵されていた! みたいなテーマで開発されたらしいです。つまり、マジでヤバい呪文ってことです。

マジでヤバい呪文……! 実際これはどんくらい強いんでしょうか?

《原初の命令/Primal Command》はいわゆる「命令サイクル」だよね。これがスタンダードリーガルだった当時は『MTG』から離れてたから、実際のところは正直わからんっす……!

2007年に発売された『ローウィン』初収録の「命令サイクル」ですね。青の命令《謎めいた命令/Cryptic Command》が一番有名です。僕もそのときはやってないです。

《謎めいた命令》は今でも使われ続けているマジで強いカード! 「ミスティカルアーカイブ」は一部を除いてヒストリック(『MTGA』で遊べるレギュレーション)でも使えるんだもんね。ぱっと見だと、《原初の命令》はふつうにスゥルタイのランプ/コントロールとかに入っても悪くないような性能をしていると思う。

(スゥルタイ・・・?)初心者の目線からすると、ライフポイントを7点ゲインするって相当大きいような気が。『MTG』の初期ライフは20点だから、かなりの割合を回復できるような。

たしかに回復量は大きいけど、『MTG』って結局はライフゲインしても勝てないから、基本的には「回復する」っていうテキスト自体が弱く評価されがち。盤面を固められてたら7点回復しても追いつかないというか。

でも「クリーチャーでないパーマネントをデッキに戻す」っていうのは汎用性が高いし良いですね。脅威になるようなパーマネントを疑似的に除去しつつ、同時にライフゲインできると考えれば、テンポ的には相当良いです。やっぱり妨害とか重いカードがたくさん入ったヘビーなデッキで活躍してくれそう。4つの選択式の効果があるんですけど、どれも意地悪めな効果ですし。

まだ『MTGA』をプレイして日が浅いせいか、能力の強さは全然わかんないけど、絵はめっちゃ綺麗だなあと思いました!

美術を齧らせていただいている僕の目線からすると、このカードのイラストレーターさんはめっちゃ絵が上手いです。Olena Richardsさんって言うんですけど、2019年から『MTG』のイラストに参加したばかりで。プレイヤー/コレクターとして印象深いところでいうと「Secret Lair Drop Series」の《苦花/Bitterblossom》も描かれています。

あのイラストと同じ人か! あまりのかっこよさに「Secret Lair Drop Series」の《苦花/Bitterblossom》は4セット購入しました。

もちろん僕も4セット買いました。深夜で時間限定販売なんで大変だった……。あの《苦花/Bitterblossom》は本当に素晴らしいイラスト。Olena Richardsさんは特殊枠のカードイラストに中心的に採用されていますね。『エルドレインの王権』に収録された《夜の死神/Reaper of Night》のショーケース版が初イラストです。

なるほど、イラストのかっこよさでもカードを買ったりするんですね~。たしかに紙で欲しくなるデザインだ。

ミノタウロスじゃない《立腹/Infuriate》

続いてはこちら。《立腹/Infuriate》。

お~~。これは能力がシンプルだから、どういう用途のカードなのか僕でもわかる。

これは私でもわかる。クリーチャーを強くしてくれるカード! さっきのも良いけど、これもイラストがめちゃくちゃ良い。パキっとしてる。

超攻撃的なカードですね。序盤にクリーチャーで速攻で殴り倒すデッキ向け。

あんまりトーナメントで使う人は少ないけど、結構基本的なカード。僕はイゼットが好きなんで果敢デッキとかに入れてました。

(イゼット・・・?)イラストの話しましょう。

今調べた感じなんですけど、このイラストを担当されたBenjamin Eeさんは、『MTG』初参加っぽいです。

初参加! 新規のイラストレーターさんもいるんだ。

Benjamin Eeさんの過去作品をTwitterとかWebサイトで拝見したんですけど、実は写実的なイラストを描かれている。今回は枠のデザインに合わせて、あえてパキっとポップな作風に合わせてる感じがしますね。他のカードを手がけたときにどんなテイストになるか、楽しみっす。

『MTG』らしからぬというか、かなりグラフィカルなイラストだよね。

いままでの《立腹》って、ミノタウロスが暴れてたり激怒してるイメージだったんですけど、今回のはオシャレな感じがします。

《立腹》=ミノタウロス という定説に終止符が打たれたと。

『ストリクスヘイヴン:魔法学院』の世界観のよもやま話

さっきもちょろっと話しましたけど、新セット『ストリクスヘイヴン:魔法学院』の舞台は魔法の大学なんです。いわゆる●リー●ッター的な。5つあるそれぞれの学校には、熱心で真面目な研究者が集まったり、魔法は最高の自己表現だ!って熱狂してる人たちがいたり、自然の神秘や原理を研究をしたり。

めちゃくちゃ細かい設定がありそうですね。

学校の特徴ごとに色分けされてる感じだね。僕は青赤カラーの学校に入りたいです。「プリズマリ」という学校らしい。

あ~~好きな色があると『MTG』の世界観と連動して没入できるのか。

『MTG』は新セットごとに新しい舞台──というか新しい次元に毎回来訪するんですよ。そこで新しい物語が紡がれていく。しかも世界観の設定とかがめちゃくちゃ細かくて楽しい。ちょっと調べるだけでワクワクします。

新しいストーリーが展開されるといっても、実は裏であの話とあの話が繋がってる! みたいな伏線を考える感じで。というか、『MTG』は25年以上続く長大な物語になっていて、凄まじい情報量の一大サーガになってます。主人公チームがほぼ全滅したりとかもあったけど、続いてる。主人公は死んだけど、裏のボスはまだ暗躍してて……とか。

TCGよくわかんないよ~って人も骨太な物語を持ったファンタジーって考えると興味を持ってもらえるかも。

『MTGA』もっと真面目にやりたくなりました。というか、紙でもやりたくなりました。

とりあえず今日紹介させてもらったカードは手に入れたいすね~。

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