併せて、『Magic: The Gathering』で『ウォーハンマー40,000』や『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズとコラボすることが明らかになった。
再編の背景にWizards of the Coast社の成功
その一つ「Wizards & Digital」部門では、『Magic: The Gathering』やテーブルトークRPG『Dungeons & Dragons』などのWizards of the Coast社の資産を管理し、既存のゲームの拡大、新規ゲームの開発、事業全体のデジタルライセンスの監督に焦点を当てる。
背景には、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)によるHasbro(ハズブロ)社の純収益減少にある。全体的な損失にも関わらず、Wizards of the Coast社の収益は記録的な年となり、2019年から24%増の8億1600万ドルの収益を誇っていた。
Hasbro社は今回の再編により、Wizards of the Coast社の成功を再現し、社内の他の分野での成長モデルとして活用することを目指している。
『MTG』と他作品のクロスオーバーと、大きな変化
併せて、『Magic: The Gathering』米公式サイトより公開されたのが、新ブランド「Universes Beyond」の情報だ。「Universes Beyond」は、『Magic: The Gathering』と他社IP・作品のクロスオーバーを行う特殊セットのブランドであり、戦争ゲーム『ウォーハンマー40,000』や『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズの参戦が発表された。
原則として、「Universes Beyond」の製品には下記のスタンプがつき、すべて通常の競技フォーマットである「スタンダード」では使用することができない。
新ブランド「Universes Beyond」/画像は『MTG』公式HPより
2020年には、AMCのテレビ番組「ウォーキング・デッド」のキャラクターや、東宝のゴジラを含む巨大怪獣がフィーチャーされており、長年コラボを行っていなかった『Magic: The Gathering』に変化の兆しは囁かれていた。
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