『女の子のための西洋哲学入門 思考する人生へ(以下、女の子のための西洋哲学入門)』が、フィルムアート社から11月26日(火)に刊行される。
本書は、哲学の分野で疎外されてきた女性哲学者に焦点を当てた一冊。定価は3630円(税込)。現在書店、Amazonなどのネット書店で予約を受け付けている。
【画像】先行公開されているサンプルページ女性哲学者らが“20歳の頃にあったら良かった本”をテーマに執筆
女性哲学者たちが、自身の18歳〜20歳ごろを振り返り、「当時どんな本が手元にあり、その本にどんな章があればよかったか?」というテーマで執筆したという『女の子のための西洋哲学入門』。
扱うのは、哲学の主な分野である形而上学や倫理学、社会哲学・政治哲学、認識論。大枠として、第1部「自己」、第2部「知ること」、第3部「社会構造と権力関係」、第4部「現実の中で考える」の4つにまとめられている。
その中で「アイデンティティ(同一性)」「芸術」「人種」など章ごとのキーワードを明記し、キーワードに沿った筆者たちの論述が展開されている。
「哲学的に物事を考えてみるよう勇気づける」
フィルムアート社の公式サイトでは本書について、「女の子や若い女性を哲学的な思考へと招き入れ、哲学的に物事を考えてみるよう勇気づけるもの」だと解説。
加えて「女の子と見なされたことのあるあなた、女の子のことをもっと理解したいあなたへ」と、本書が広い層に開かれた書籍であることも説明している。
著者一覧(敬称略)
編者:メリッサ・M・シュー/キンバリー・K・ガーチャー
監訳者:三木那由他/西條玲奈
訳者:青田麻未/安倍里美/飯塚理恵/鬼頭葉子/木下頌子/権瞳/酒井麻依子/清水晶子/筒井晴香/村上祐子/山森真衣子/横田祐美子
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