Ubisoftがゲーム『アサシン クリード シャドウズ』の販売を2025年2月14日（金）に延期することを決定した。
その理由について、ゲームプレイ体験を改善し、いくつかの主要な要素を向上させるため「更なる時間が必要という結論」に至った旨を説明している。
あわせて、本作の予約ユーザーには、最初の拡張ダウンロードコンテンツ（DLC）が無料で提供されることも発表されている。
時代考証や人物の扱いが議論を呼ぶ『アサシン クリード シャドウズ』
『アサシン クリード シャドウズ』は、11月15日（金）に発売予定だったUbisoftの看板タイトル「アサシン クリード」シリーズの最新作。
プレイヤーは安土桃山時代の日本を舞台に、伊賀出身の忍でアサシンの奈緒江、そしてアフリカ出身の侍・弥助を操作。新たな時代を目前にした大いなる戦いの行方に深く関わっていく──という内容のゲームだ。
人気シリーズとして期待される中、一方で『アサシン クリード シャドウズ』は発表段階から主人公の一人・弥助の扱い方を巡り、SNS等で議論が紛糾。
描写の歴史的な正確性や、コンセプトアートに使用許諾の取られていない素材が含まれていたこと、歴史研究家の著作物なども巻き込み、ゲームや作品に留まらない論点にまで話題が広まっていった。
予想より不調な『スター・ウォーズ 無法者たち』から「教訓を学んだ」
今回の販売延期について、Ubisoftは8月に発売された「『スター・ウォーズ 無法者たち』のリリースから教訓を学んだ」と投資家向けの資料で説明。
同資料によれば、『スター・ウォーズ 無法者たち』の販売ペースは「予想よりも緩やか」だったといい、現在「Ubisoftの開発チームは（同作の）プレイヤー体験に磨きをかけ、改善するための一連のアップデートを迅速に実施するため、総力を結集している」という。
9月26日に発表された声明で、Ubisoftはファンに向けて謝罪。さらに「皆さまが奈緒江、弥助とともに旅に出るその瞬間を、私たち自身も心待ちにしています」とコメントを残している。
『アサシン クリード シャドウズ』は、PS5、Xbox Series X|S、PC（Steam、Ubisoft Store、Epic Gamesストア、Mac App Store）向けに、2025年2月14日（金）に発売となる。
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