KADOKAWAおよび子会社のドワンゴが6月28日、ランサムウェア攻撃による情報漏洩について声明を発表した。
声明では、KADOKAWAへサイバー攻撃したと主張する組織からの27日の声明を受けて、外部流出が確認された情報の種類について公表。
楽曲収益化サービスを利用している一部のクリエイターの個人情報や、一部の元従業員が運営する会社の情報、取引先との契約書、見積書などと、社内情報が流出したと説明している。
27日にはハッカー集団からの犯行声明が公開
KADOKAWAグループへのサイバー攻撃については6月27日、仕掛けたと主張するハッカー集団「ブラックスーツ」の犯行声明及び脅迫文ともとれる文章が、ダークウェブ上に公開。
KADOKAWA関連サービスの利用者や従業員の情報など大量のデータを、約1ヶ月前に盗み出したと主張していた。
KADOKAWAは同組織の主張内容の信憑性について、現在確認中と説明。
その上で同組織が公開した情報を確認し、上記の情報流出が認められたとしている。
ドワンゴ従業員の個人情報が漏洩
流出が確認された社内情報は、株式会社ドワンゴ全従業員の個人情報と株式会社ドワンゴの関係会社の一部従業員の個人情報、及び社内向け文書
。
なお、ニコニコ含むKADOKAWAグループの顧客のクレジットカード情報は、社内でデータを保有していないため、情報漏洩は起こらないとしている。
情報漏洩が確認されたクリエイター、取引先、および元従業員には、お詫びとお知らせを個別に送付。また、専用の問い合わせ窓口を設置。該当する従業員に対しても説明を行うとしている。
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