TRPGクリエイターむつーの小説『壊胎』が漫画化 「コミックアルナ」で連載

  • 0
小林優介
TRPGクリエイターむつーの小説『壊胎』が漫画化 「コミックアルナ」で連載
TRPGクリエイターむつーの小説『壊胎』が漫画化 「コミックアルナ」で連載

『壊胎』漫画版キービジュアル/画像はコミックアルナ公式Xから

配信者・むつーさんが制作した人気TRPGシナリオ「壊胎」小説版のコミカライズが発表された。

漫画版のタイトルは同じく『壊胎』。KADOKAWAの月刊誌『コミックアルナ』で、5月16日(金)発売の35号より連載開始となる。

謎の部屋からの脱出を目指す人気TRPGシナリオ「壊胎」

「壊胎」は、むつーさんが手掛けた『クトゥルフ神話TRPG』『エモクロアTRPG』向けシナリオ及び小説作品。

何者かに襲われ、見知らぬ部屋で目覚めたプレイヤーたちが、脱出を目指す。その過程で冒涜的な人体実験や異形の存在の痕跡に遭遇していくという内容だ。

同じくむつーさんが手掛けたシナリオ「傀逅」と共に高い人気を集めており、実況配信でも数多くプレイされるタイトルとなっている。

2024年1月には、むつーさんが原案・監修をつとめた小説版がKADOKAWAから刊行されている。今回のコミカライズ作品は、この小説版が原作となる。

ノベライズ版『壊胎』/画像はAmazonから

漫画版の作画は、『蜜の巫女と花の従者』(マイクロマガジン社)や『主役じゃない方の僕ら』(リブレ)を手掛けた漫画家・のくらじれさんが担当する。

『光が死んだ夏』公式TRPGシナリオも手掛けるむつー

むつーさんは、配信者として活動しながらTRPGシナリオの制作などを手がけるクリエイター。

自身でシナリオを制作する以外に、TRPGコミュニティとゲーム実況者の架け橋となり、現在に続くTRPGの盛り上がりに貢献した人物としても知られている。

2023年8月には、渋谷パルコにてシナリオ「傀逅」の展覧会を開催。2024年12月には、漫画『光が死んだ夏』の公式TRPGシナリオを手掛けるなど、TRPGを起点に幅広い活動を行っている。

インフルエンサーの漫画を多数掲載する『コミックアルナ』

漫画版『壊胎が連載される『コミックアルナ』は、配信者やインフルエンサーが漫画になって登場することをコンセプトとした漫画誌。

2022年7月に創刊され、月刊誌として刊行が続けられている。

現在はあおぎり高校ミリプロなどのVTuberグループを漫画化した作品や、お笑い芸人・ぐんぴぃさんと元セクシー男優・しみけんさんをモデルとする作品が連載されている。

この記事どう思う?

この記事どう思う?

TRPGに関する最新ニュース

TRPGは夢を叶えてくれる──健屋花那&周央サンゴ流、現代的“TRPG沼”のハマり方.jpg

TRPGは夢を叶えてくれる──健屋花那&周央サンゴ流、現代的“TRPG沼”のハマり方

アドリブとダイスによって無限の物語を生み出す遊び、TRPG。 そのはじまりは古く、1974年に世界初のRPG『ダンジョンズ&ドラゴンズ』が発売された時代にまでさかのぼる。以来、50年にわたって時代を紡いできたTRPGだが、「最も盛り上がったのはいつか?」と問われれば──それは間違いなく今だ。 海外では、『ダンジョ…

premium.kai-you.net

関連キーフレーズ

0件のコメント

※非ログインユーザーのコメントは編集部の承認を経て掲載されます。

※コメントの投稿前には利用規約の確認をお願いします。