T-Pablow、R-指定のラップバトルが3日配信 武道館に立った2人の世紀の一戦

T-Pablow、R-指定のラップバトルが3日配信 武道館に立った2人の世紀の一戦
T-Pablow、R-指定のラップバトルが3日配信 武道館に立った2人の世紀の一戦

T-PablowさんとR-指定さんによるエキシビションマッチ/画像はFSL公式Twitterから

MCバトルのプロリーグ化を目指すプロジェクト「フリースタイルリーグ(FSL)」の発足を記念したエキシビションマッチが、10月3日(月)の20時より配信される。 舞台に立つのは、かつて『フリースタイルダンジョン』で初代モンスターとして肩を並べたBAD HOPT-PablowさんとCreepy NutsR-指定さんの2人。

試合の内容は、FSL公式アプリ(外部リンク)で配信される。

バトルから武道館に立ったT-Pablow、R-指定

T-Pablowさんは、川崎出身の幼馴染たちによるヒップホップクルー・BAD HOPのメンバー。

兄弟であるYZERRさんとともに「BAZOOKA!!! 高校生RAP選手権」出身のラッパーとして知られ、「フリースタイルダンジョン」では挑戦者を迎え撃つモンスターとして出演した。
BADHOP "BreatH of South" IN 日本武道館 "Asian Doll" - feat. T-Pablow, Vingo & Yellow Pato
一方R-指定さんは、DJ松永さんとユニット・Creepy Nutsを結成。

MCバトルの国内トップを決める大会「ULTIMATE MC BATTLE(UMB)」を3連覇したことで知られ、「フリースタイルダンジョン」ではモンスター、後にはモンスターを率いるラスボスとして出演した。

双方ともに、MCバトル出身のラッパーとして、武道館でもワンマンライブを行うまでになった2人。
Creepy Nuts One Man Live「Katsute Tensaidatta Oretachie」@Nippon Budokan
MCバトルシーンの新たな時代の幕開けを飾るのに、これ以上ふさわしい試合はないだろう。

FSLがつくる、MCバトルで食っていける時代

FSLは、国内初となるMCバトルのプロリーグ化を目指すプロジェクト。

「戦極MCBattle」や「ULTIMATE MC BATTLE」といった大会や、「高校生RAP選手権」、「フリースタイルダンジョン」などの番組の人気によってかつてないほどにMCバトルが盛り上がる現在。しかし、これまでMCバトルは、磨き上げたスキルを披露し知名度や評価を得るという場であり、必ずしも金を稼ぐ場ではなかった。

大会に出場するラッパーたちは、場合によっては参加費を払い、ステージ上でパフォーマンスをぶつけあい、観客の心をつかみ、そして音源を買ってもらう。そうすることでようやく収益になる。
優勝賞金への思いを歌った輪入道さんのウイニングラップが印象的な「【真 ADRENALINE】決勝」
人気のラッパーになれば大会側がギャラを支払う場合もあり、規模に応じて優勝賞金は高くなっていく。しかし、観客判定が主流のMCバトルはその場の空気1つで負けうる以上、賞金だけで安定して生活を送るというのは難しく、ギャラをもらえるレベルのラッパーはひと握りでしかない。

FSLが成功すれば、ラッパーたちがMCバトルで食べていける時代へとまた一歩近づく。
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