ラッパー・MIYACHIさんが、かねてから告知されていたニューアルバム 『SALARYMAN STRIKES BACK(サラリーマンの逆襲)』 を、アメリカのレーベル「Mass Appeal Records」より 2025年10月17日 にリリースした。
「Mass Appeal Records」は米ヒップホップ界の重鎮・NASさんが共同オーナーをつとめるレーベルであり、日本で活動するアーティストとしては初の所属/リリースとなる。
“サラリーマンの逆襲”を冠したMIYACHIの新作
『SALARYMAN STRIKES BACK』は全10曲からなるマニフェスト的内容のアルバム。
MIYACHIさんのサラリーマン時代の葛藤、社会規範への反逆、日米文化間のアイデンティティなどをスレートに描き出す。
MIYACHIさん自身がかつて経験した“会社勤め者”としての実感をリリックに込めつつ、ヒップホップとしてのエッジさとポップな感性を融合させた、まさにカルチャーの架け橋となる作品だ。
「HERO」からの流れ、「DO ME」での更なる発信
直近のシングル「HERO」は、日本のラップシーンに強烈な問いを投げかける楽曲として話題を呼んだ。
一方で、アルバム先行曲「DO ME」では、クラブトラック的なビートの上で、旧来的な常識や固定観念を打ち破ろうとするメッセージを前面に押し出している。「DO ME」には、AK-69さんがゲスト参加。エネルギッシュなラップを展開している。
また、本作のプロダクション陣にも注目。楽曲「UFO」では、グラミー賞受賞プロデューサー・Dubba-AA(ダブラ・エーエー)さん が手がけている。
MIYACHIというアーティストの軌跡
MIYACHIさんは1993年2月12日生まれ。幼少期はニューヨーク/マンハッタンにてクラシック音楽を奏でる家庭に育ち、高校時代より作詞・ラップ活動を開始。
MIYACHIさん
大学時代にはアメリカ・フィラデルフィアで音響工学を学びつつ、ヒップホップコミュニティでの実践を重ねたという。
卒業後は日本語でのラップを開始。2018年にリリースした「WAKARIMASEN」により日本のヒップホップシーンへの登場が注目を集め、その後、JAY PARKさんの参加曲「MESSIN」や青山テルマさんを迎えた「Crazy Outside」など、国内外アーティストとのコラボを重ねてきた。

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