1995年以降に生まれた若年層「Z世代」を研究対象としたシンクタンク・Z総研が、全国の12歳〜25歳までの女性409名を対象にYouTubeについて調査を実施した。
調査結果によると、全体の25.7%がよく見ているYouTuberの切り抜き動画を作成し、TikTokやInstagramに投稿していることが明らかになった。
また視聴頻度では66.3%が「毎日見る」と回答、1日あたりの視聴時間としては「30分以上1時間未満」(26.4%)、「1時間以上2時間未満」(29.4%)が上位となった。
【画像6枚】Z世代のYouTube事情
作成した動画のアップロード先については、TikTokが53.6%と半数以上を占め、次いでInstagram(37.3%)、「動画はつくったけどアップはしていない」(25.5%)と続いた。
YouTubeでは1月から、一部のクリエイターを対象に、動画や配信を切り抜いて共有できる「クリップ機能」がテスト実装中。しかし今回の調査では、Z世代の女性の間にはまだ浸透していない状況がうかがえる。 調査に参加した中で、好きなアーティストのYouTube動画から切り抜き動画をつくったという回答者は、「YouTubeのクリップ機能はまだよくわからないのと、実装されていないクリエイターさんもいるので、画面録画をして動画編集アプリを使いました」とコメント。
内容は「他の人にもこのアーティストさんの良さを知ってもらいたいので、かっこいい部分や面白かった部分などを短くまとめた動画」だという。
切り抜き動画そのものの印象については「自分もよくYouTubeやTikTokなどで切り抜き動画をよく見ていて、その動画から知ってよく見るようになった方もいます。短い時間に魅力が詰まってるので、見ていて面白いです」と回答している。
私的使用のための複製や引用など、著作物を自由に使える場合を除き、著作権者による許可が必要であることに注意しなければならない。
一方で、回答者のコメントにもあるように、動画・配信の面白い部分をピックアップし、効率よく楽しむことができる「切り抜き動画」には宣伝としての効果も大きいという側面ある。 そのような背景もあり、7月にはHIKAKIN(ヒカキン)さんやはじめしゃちょーさんらが所属する大手YouTuber事務所・UUUMが、東海オンエアの切り抜き動画を解禁。
バーチャルYouTuber(VTuber)でも、にじさんじを運営するANYCOLORやホロライブを運営するカバー社が二次創作についてのガイドラインを制定するなど、一定のルールを設けた上で、切り抜き動画を認める流れが相次いでいる。
調査結果によると、全体の25.7%がよく見ているYouTuberの切り抜き動画を作成し、TikTokやInstagramに投稿していることが明らかになった。
また視聴頻度では66.3%が「毎日見る」と回答、1日あたりの視聴時間としては「30分以上1時間未満」(26.4%)、「1時間以上2時間未満」(29.4%)が上位となった。
【画像6枚】Z世代のYouTube事情
「他の人にもアーティストさんの良さを知ってもらいたい」
「よく見ているYouTuberさんなどの動画の切り抜き動画を作ったことがありますか?」という質問に対して、全体の1/4強の25.7%が「ある」と回答した。作成した動画のアップロード先については、TikTokが53.6%と半数以上を占め、次いでInstagram(37.3%)、「動画はつくったけどアップはしていない」(25.5%)と続いた。
YouTubeでは1月から、一部のクリエイターを対象に、動画や配信を切り抜いて共有できる「クリップ機能」がテスト実装中。しかし今回の調査では、Z世代の女性の間にはまだ浸透していない状況がうかがえる。 調査に参加した中で、好きなアーティストのYouTube動画から切り抜き動画をつくったという回答者は、「YouTubeのクリップ機能はまだよくわからないのと、実装されていないクリエイターさんもいるので、画面録画をして動画編集アプリを使いました」とコメント。
内容は「他の人にもこのアーティストさんの良さを知ってもらいたいので、かっこいい部分や面白かった部分などを短くまとめた動画」だという。
切り抜き動画そのものの印象については「自分もよくYouTubeやTikTokなどで切り抜き動画をよく見ていて、その動画から知ってよく見るようになった方もいます。短い時間に魅力が詰まってるので、見ていて面白いです」と回答している。
YouTuber事務所「切り抜き」容認相次ぐ
なお、動画の著作権者に無断で「切り抜き動画」を作成・配信することは著作権侵害になる恐れがある。私的使用のための複製や引用など、著作物を自由に使える場合を除き、著作権者による許可が必要であることに注意しなければならない。
一方で、回答者のコメントにもあるように、動画・配信の面白い部分をピックアップし、効率よく楽しむことができる「切り抜き動画」には宣伝としての効果も大きいという側面ある。 そのような背景もあり、7月にはHIKAKIN(ヒカキン)さんやはじめしゃちょーさんらが所属する大手YouTuber事務所・UUUMが、東海オンエアの切り抜き動画を解禁。
バーチャルYouTuber(VTuber)でも、にじさんじを運営するANYCOLORやホロライブを運営するカバー社が二次創作についてのガイドラインを制定するなど、一定のルールを設けた上で、切り抜き動画を認める流れが相次いでいる。
※記事初出時、一部表記に誤りがございました。お詫びして訂正いたします。【調査概要】
調査時期:2021年9月8日~9月15日
調査方法:インターネット調査
調査対象:全国12〜15歳107名、16〜18歳209名、19〜22歳72名、23歳〜25歳21名、計女409名
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2件のコメント
都築 陵佑
コメントありがとうございます。編集部の都築です。
ご指摘いただきました件、大変失礼いたしました。
先ほど記事を改めさせていただきました。
匿名ハッコウくん(ID:4757)
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