いちから、二次創作ガイドライン改定 メンバー限定動画の無断転載には法的措置へ

いちから、二次創作ガイドライン改定 メンバー限定動画の無断転載には法的措置へ
いちから、二次創作ガイドライン改定 メンバー限定動画の無断転載には法的措置へ

いちから株式会社

POPなポイントを3行で

  • にじさんじ運営いちからが二次創作ガイドラインを改定
  • 「メンバー限定配信動画」無断転載への対応
  • 「切り抜き動画」による収益化の可否を明記
バーチャルライバーグループ・にじさんじを運営するいちから社が、二次創作ガイドラインを5月7日付で改定。日本語、英語、韓国語、インドネシア語で公開しました(外部リンク)。

二次創作における様々な項目が並んでいますが、いわゆる「切り抜き動画」による収益化の可否、所属ライバーらによる「メンバー限定配信動画」の無断転載への対応などが明記されています。

「切り抜き動画」の収益化には高いハードルが

いわゆる「切り抜き動画」での収益化ついては、責任の所在を明確化。

投稿者が責任をもって、動画に含まれるコンテンツの権利者から許可を取るなどの確認をしてほしい、という旨の言葉が並んでいます。

当社が独占的に著作権を有しない(またはこれを有しなくなった)コンテンツや当社が独占的に著作権を有しない作品を含むコンテンツを原作品とする二次創作活動(たとえば、第三者の著作物を含む「ゲーム実況動画」や「歌ってみた動画」を基に作成されるいわゆる「切り抜き動画」の投稿などがこれに当たり得ます。)をする場合は、二次創作作品の収益化投稿(「YouTubeパートナープログラム」などのシステムを使用して、収益を得られるような形式で二次創作作品を配信プラットフォームに投稿することを意味します。)の可否を含め、みなさまが自らの責任で権利者から許諾をとる必要がございます。 いちから二次創作ガイドラインより

いちからは任天堂から著作物利用の許諾を受けています。

しかし、だからといってライバーが配信で行った任天堂のタイトルを遊ぶゲーム実況の配信を切り抜き動画にする、あるいはそれで収益を得たい場合は、投稿者が任天堂から許可を取る必要がある、ということです。

特に、権利者の許可なく、当社が独占的に著作権を有しないコンテンツを原作品とする二次創作作品を収益化投稿することは、権利者との間でのトラブルに発展する可能性がありますのでお控え下さい(なお、このことは、当社が独占的に著作権を有するコンテンツの二次創作作品の収益化投稿を許可することを意味するものではなく、当社が必要と判断した場合には、第7条第3項に基づき本コンテンツの利用の中止を求めることがございますので、その点もご留意ください。)。いちから二次創作ガイドラインより

「メンバー限定配信動画」の無断転載は当然ながらNG

そして「メン現」と略される、YouTubeのチャンネルメンバーシップ加入者が見ることのできる「メンバー限定配信動画」についても触れられています。

ここはシンプルに、無断転載が見つかった場合は法的措置も含めて厳正に対処します、と説明。

なお「メンバー限定配信動画」に限らず、いちから企画したライブ映像などのコンテンツも同様の対処を取ると明言されています。

当社及び公式ライバーや公式キャストが配信プラットフォームに投稿したメンバー限定配信動画(YouTubeの「チャンネルメンバーシップ」におけるメンバー限定動画など、特定の権原を付与された視聴者のみが閲覧可能な動画を意味します。)や当社の企画したライブ映像等のコンテンツにつきましては、本ガイドラインの適用対象外となります。万が一、上記コンテンツの無断転載(これらの動画又は映像の「切り抜き動画」の投稿を含みます。)を発見した場合には、法的措置を含めた厳正な対応を講じさせていただきます。いちから二次創作ガイドラインより

ルールを守って楽しく創作!

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