株式会社MIXIから新たなSNSアプリ・mixi2がリリースされました。App StoreとGoogle Playでダウンロードできます。
2004年2月22日に同社からリリースされ、一世を風靡したmixiの名前を冠しているように、部分的に機能や雰囲気を受け継いだサービスになっている様子。
現在は完全招待制になっており、利用するには参加ユーザーから招待を受ける必要があります。これはリリースからしばらく完全招待制を採用していたかつてのmixiと同じです。
さっそくKAI-YOU編集部も招待を受けたので、その使用感と共にmixi2の概要を説明していきます。
なお、現状18歳未満の利用は禁止とされている点は注意しましょう。
X感が強いけど、かつてのmixi要素もしっかりある
mixi2は短文のテキストを投稿/閲覧できるSNSで、基本的なイメージとしてはXにとても似ています。
動画や画像も投稿することができるほか、投稿した文章を動かすなどのエフェクト機能も充実しています。動く文字、結構かわいいです。
特徴としては単純な投稿と閲覧だけでなく、複数人で会話する場所「コミュニティ」などが作成可能な点にあります。
同じアニメやスポーツを見ながら投稿することを意図したり、リアルでの約束を想定した「イベント」作成機能も用意されていて、このあたりの機能はかつてのmixiを彷彿させなくもないです。
タイムラインのアルゴリズムは“身近”であること
そしてタイムラインは2つ。フォローしているユーザーのポストや参加しているコミュニティ/イベントへのポストが、時系列で表示されるフォロータブ。
フォローしたユーザーや参加しているコミュニティの情報から判断された、“身近で盛り上がっている投稿”が表示される発見タブがあります。
投稿へのリアクションもでき、簡単なスタンプ機能が使える点はXよりも直感的かつ情緒あるコミュニケーションが楽しめそうです。
mixi2公式の説明文を借りれば、「ユーザー自身が構築したタイムラインを重視」しているとのこと。
「目立つ話題のレコメンドよりも、身近な友人知人の間で盛り上がっている話題を大切にし、繋がりたい人とのコミュニケーションがより密になっていくことを応援」するSNSとして設計されていることが随所にうかがえますね。
mixiよりオープンだけど、XほどオープンではないSNS「mixi2」
mixiとmixi2は異なるサービスであり、かつてのデータを引き継ぐなどの機能はありません。名前は似ていますが、全く別のサービスといっていいでしょう。
mixiというサービスの代名詞であった“マイミク”や“足あと”がないのは少し残念です。
開発元である株式会社MIXIは「両者共に、身近な友人や知人と繋がり、交流することを大切にしていますがmixiは『心地の良いつながり』を軸とした、ゆったりとしたコミュニケーションの場を提供し、mixi2は『今を共有でき、すぐ集える』を軸とした、より手軽でリアルタイムなコミュニケーションができる場の提供を目指しています」と説明しています。
筆者もまだ触ったばかりの所感ではありますが、mixi2はmixiよりもずっとオープンなサービスという印象を受けます。招待制と言いつつ、招待の数に制限はなく、一つの招待URLで何人でも誰でも参加可能です。
一方で、コミュニティやイベント作成機能などにはmixiの特徴であった“内輪ノリ”の雰囲気が受け継がれています。
よりクローズドで親しい友人とのコミュニケーションの場を提供してくれるmixi(あるいはDiscord等)と、オープンなSNSであるXやInstagramの中間に位置するイメージでしょうか。
もちろん、今後の展開や機能実装によって印象はさらに変化していくかもしれません。mixi2がどれだけ使われるSNSになるのか、要注目です。
この記事どう思う?
関連リンク
0件のコメント