米TikTok禁止法を受け、乗り換え先として「Lemon8」ダウンロード数が急増

米TikTok禁止法を受け、乗り換え先として「Lemon8」ダウンロード数が急増
米TikTok禁止法を受け、乗り換え先として「Lemon8」ダウンロード数が急増

TikTokとLemon8(エージェンシー名/作成者 - Freer - stock.adobe.com

中国・Bytedance(バイトダンス)社のTikTok事業を事実上禁止する法案の発効が、1月19日(日)に迫るアメリカ。

Bytedance社が同日までにTikTokのアメリカ事業を他国へ売却しなければ、アメリカでのアプリ配信などが禁止となります。

動向に注目が集まる一方で、代替アプリを探すユーザーの動きも活発に。そこでダウンロードランキングを駆け上がっているのが、写真/動画共有アプリ「Lemon8」です。

ライフスタイル特化の写真/動画共有アプリ「Lemon8」とは?

Lemon8は、写真やコンテンツを編集・投稿することで、同じ興味を持つ人々と繋がることができる写真/動画共有アプリ。

2020年にリリースされた「Sharee」というアプリを前身としており、2021年にLemon8に改名しました。

ビューティ、ファッション、グルメ、トラベル、暮らしなどライフスタイルに関する情報が発信されており、Lemon8は本アプリについて「ユーザーは動画や写真、記事等を通じて、リアルで実用的なアイデアを発見・共有し、より良い生活を実現できます」と説明しています。

「Lemon8」の画面例/画像はGoogle Playより

画面を見てみると、黄色を主体としたデザインですが、レイアウトやコンセプトは確かにTikTokと似ているようです。

Lemon8運営はTikTokと同じくBytedance社

それもそのはず。実は、Lemon8を運営しているのはTikTokと同じくBytedance社

TikTokとの連携機能も備わっており、TikTokユーザーは同じアカウントでLemon8にもログインできます。

米メディア・AxiosやNBCニュースの報道(外部リンク)によれば、アメリカでのアプリ配信を禁止する法案の成立が現実化してきたタイミングから、TikTokがLemon8への移行を呼びかける広告をアプリ上で積極的に展開しているとのこと。

その施策の影響もあってか、アメリカでのダウンロードランキングでも急上昇。

アメリカのApp storeとGoogle Playでは、同じく中国企業が運営する写真・画像投稿SNS・REDnoteと並んで、1位・2位に位置(外部リンク)。

法案の発効は1月19日(日)。成立後にBytedance社がどのような対応を取るのかと同時に、ユーザーの動向も注目されます。

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