YouTubeが7月24日、静止画像を元にショート動画を生成できる新たなAIツールを発表した。
Googleの生成AI技術を活用し、静止画像に動きやエフェクトを加え、短尺映像として仕上げられる機能になるという。
米国時間の7月23日から、米国・カナダ・オーストラリア・ニュージーランドの一部ユーザーを対象に段階的な提供を開始。日本では2025年後半以降に導入されると見られる。
ショート動画のAI生成機能、デジタル透かし技術も導入
この機能は、Googleの動画生成AIモデル「Veo 2」を利用したもの。
AIによって生成されたコンテンツには、デジタル透かし技術「SynthID」が自動で付与され、AIによる生成物であることが明示される仕組みも導入。今後は次世代モデル「Veo 3」への移行も予定されているという。
これらの機能は、クリエイター向けのツール群「AI Playground」からアクセス可能。生成結果はショート動画としてすぐに投稿可能となるようだ。
TikTokも静止画をショート動画に変換する新機能を発表済み
今回、YouTubeが発表した機能に関連して、TikTokも5月13日に静止画をショート動画に変換する新機能「AI Alive」を発表している。
こちらでは、アルバムから写真を選択し、プロンプト(生成AIへの指示文)を入力するだけで、生成AIが写真を参照しながら数秒の動画を出力する。
TikTokでも同様に生成AIが出力したコンテンツだと識別できるタグが付与されるなど、AI生成物であることが明示される仕組みが導入されている。

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