YouTubeが7月10日、「Trend」セクション(日本では「急上昇」に相当)を、数週間以内に廃止すると発表した。
今後は「YouTube Charts」や「Explore(探索)」タブなど、よりカテゴリ別/パーソナライズされた導線が主流となると説明している。
「急上昇」は2015年に導入され、YouTube上で人気の動画を可視化する役割を果たしてきた。
YouTubeの公式コミュニティで「急上昇」廃止を明言
今回の変更は、YouTubeの公式コミュニティへのスタッフの投稿「Changes to Discovering Trending Content on YouTube」で明言された。
ここでは「We’ll be removing the Trending page and Trending Now list…(TrendingページとTrending Nowリストを削除します)」と発表している。
削除の理由について、視聴者が検索やショート動画、コメント、コミュニティなど様々な場所でYouTubeのトレンドを知るようになり、「急上昇」ページへのアクセス数が過去5年間で大幅に減少したことを説明している。
トレンドの可視化から、ユーザーごとの最適化へ
YouTubeは今後、ユーザーごとに最適化された「おすすめ」や、「特定ジャンル別のチャート」を通して人気コンテンツへの導線を強化する。
なお、ゲームなど一部カテゴリには「急上昇」の表示が残るという。
投稿でYouTubeのスタッフは、今後もトレンドが生まれる方法や、コミュニティの体験を反映させていくと説明。「コンテンツと、それを生み出すクリエイターたちを、より簡単に見つけられるようにしていきたい」としている。

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