YouTube、チャンネル停止されたクリエイターに”セカンドチャンス”を提供へ

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浅田カズラ
YouTube、チャンネル停止されたクリエイターに”セカンドチャンス”を提供へ
YouTube、チャンネル停止されたクリエイターに”セカンドチャンス”を提供へ

YouTube/画像はKAI-YOU編集部撮影

動画投稿サイト・YouTubeが10月9日、停止されたチャンネルの一部に対し「新しいチャンネル」の申請を行うことができるプログラムを公式ブログ(英語)で発表した。

10月9日から順次展開が始まり、今後数カ月かけて、このプログラムを利用できるチャンネルを増やしていくことが予告されている。

この申請を行えるチャンネルは、YouTube側が選定。また、新規チャンネル申請はチャンネル停止から1年経過が条件となり、一部の停止ケースでは利用できないことが告知されている。

停止措置から1年後に、新規チャンネル申請が解禁

YouTubeチャンネルは、様々な理由から停止されることがある(いわゆるアカウントBAN)。しかし、中にはチャンネル運営者にとって身に覚えのない停止処置も多く、復活を求めて異議申し立て申請を行う人も少なくない。

今回発表されたプログラムは、過去にチャンネル停止されたユーザーに対し、異議申し立て以外の復帰ルートを提供するものとされている。

公式ブログによれば、今後数週間以内に、対象となるチャンネルに対して、デスクトップ版YouTube Studioにログインした際に新規チャンネル申請ができるオプションが追加。申請が承認されれば、新しいチャンネルが作成できるとのことだ。

また、新規チャンネル申請が解禁される基準については、「クリエイターが YouTube のコミュニティ ガイドラインや利用規約に特に重大または継続的に違反しているかどうか」「クリエイターのプラットフォーム内外の活動が YouTube コミュニティに損害を与えている、または今後も与え続ける可能性があるかどうか(子供の安全を危険にさらすチャンネルなど)」などの要素を総合的に考慮するとしている。

チャンネル登録数などは旧チャンネルから引き継がず?

なお、この方法で申請した新規チャンネルは「YouTubeでの新たなスタートです」「新しいチャンネルを通してコミュニティを再構築することができます」と説明されていることから、チャンネル登録者数などは引き継がない、新規作成になると推測される。

また、新規チャンネル申請はチャンネル停止から1年経過していることが条件となり、著作権侵害およびクリエイターの責任ポリシーへの違反により停止された場合は利用できない。

加えて、停止に対する異議申し立ては、チャンネル停止後1年間利用できるとのことだ。

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