『アルプスの少女ハイジ』『母をたずねて三千里』『風の谷のナウシカ』『火垂るの墓』『平成狸合戦ぽんぽこ』『かぐや姫の物語』などの作品に携わってきた高畑勲さんの歴史を振り返る回顧展になっており、これまで東京などで開催されてきました。
なお、展覧会オリジナルグッズと観覧券1枚がセットになったお得な前売券が3月12日(金)よりローソンで数量限定発売されます。(詳細は下記「イベント情報」まで)
多数の未公開資料で高畑勲の演出術に迫る
スタジオジブリの盟友・宮崎駿さんと違って、アニメーターとして絵を描くことはなかったという高畑勲さんの類まれな演出は、多くの名作を生み出してきました。特に、絵巻物の研究から見出した『ホーホケキョとなりの山田くん』『かぐや姫の物語』で見られたデジタル技術を利用した水彩画風の描き方による人物と背景の一体化など、美術への深い知識に裏付けられた革新的な手法が高い評価を得ています。 本展はこの“演出”に注目。集団制作の手法や、丹念な日常生活の描写などを、多数の未公開資料も紹介しながらその演出術に迫る内容になっています。
『火垂るの墓』『おもひでぽろぽろ』『平成狸合戦ぽんぽこ』を制作
1959年に東京大学を卒業し、東映動画(現・東映アニメーション)に入社した高畑勲さん。同社で経験を積み、映画『太陽の王子ホルスの大冒険』やアニメ『アルプスの少女ハイジ』『母をたずねて三千里』などで演出を担当。『じゃりン子チエ』『セロ弾きのゴーシュ』では監督を務め、『風の谷のナウシカ』ではプロデューサーを務めました。 その後1985年にスタジオジブリの設立に参画。同社で脚本・監督作品として『火垂るの墓』『おもひでぽろぽろ』『平成狸合戦ぽんぽこ』『ホーホケキョとなりの山田くん』『かぐや姫の物語』を制作し、国内外で高い評価を得ました。
2018年4月に逝去して以降も、制作した作品を通して多くのアニメ制作者に影響を与え続けています。
ジブリの仕事
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イベント情報
「高畑勲展 日本のアニメーションに遺したもの」
- 会期
- 2021年4月29日(木・祝)~7月18日(日)
- 休館日
- 月曜日(ただし5/3(月・祝)は開館、5/6(木)は休館)
- 時間
- 午前9時30分~午後5時30分(入館は閉館の30分前まで)
- ※7月の金・土曜日は午後8時まで開館(入館は閉館の30分前まで)
- 会場
- 福岡市美術館(福岡市中央区大濠公園1-6)
- 主催
- 福岡市美術館、西日本新聞社、FBS福岡放送
- 企画協力
- スタジオジブリ
- 協力
- (公財)徳間記念アニメーション文化財団、大濠テラス
- 制作協力
- NHKプロモーション
- 観覧料(税込)
- 一般1,500円、高大生1,000円、小中生600円
※大学生以下の方はご入館の際、学生証や生徒手帳等をご提示ください。
※身体障害者手帳、精神障害者保健福祉手帳、療育手帳の提示者とその介護者1名、および特定疾患医療受給者証、特定医療費(指定難病)受給者証、先天性血液凝固因子障害等医療受給者証、小児慢性特定疾病医療受給者証の提示者、および未就学児は観覧無料。
【ローソン限定チケット】
3月12日より数量限定発売
・手ぬぐいセット券:2,200円(税込)
・湯のみセット券:2,000円(税込)
・チケットホルダーセット券:1,700円(税込)
販売期間:2021年3月12日(金)~4月28日(水)迄
※無くなり次第終了
※引換は展覧会期間中会場での引換となります。
【早割ペアチケット】
「5,000組/10,000枚限定販売!」
料金:2,000円(平日限定チケット2枚セット)
販売期間:2021年3月12日(金)~4月28日(水)迄
※無くなり次第、終了
利用可能期間:平日のみ使用可能
※本チケットは、上記「利用可能期間外」の場合、会場の券売所にて「通常観覧料の差額分」を支払えば入場可能。
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