ジブリのプロデューサー鈴木敏夫が展覧会 不朽の名作を「言葉」と「書」で

ジブリのプロデューサー鈴木敏夫が展覧会 不朽の名作を「言葉」と「書」で
ジブリのプロデューサー鈴木敏夫が展覧会 不朽の名作を「言葉」と「書」で

「鈴木敏夫とジブリ展」

POPなポイントを3行で

  • スタジオジブリ・プロデューサー鈴木敏夫が展覧会
  • ジブリを支えた言葉を「書」で体感
  • これまで題字・キャッチも自ら手がけてきた
スタジオジブリ約3年ぶりの東京展覧会「鈴木敏夫とジブリ展」の開催が決定した。

会期は4月20日(土)から5月12日(日)の23日間(会期中無休)。東京・神田明神に新設された文化交流館「EDOCCO」の神田明神ホールおよびその周辺エリアにて開催される。

「言葉」を追求し続けた敏腕プロデューサーの「書」

鈴木敏夫さんは、国内外問わずもっとも愛される日本アニメーションのひとつ・スタジオジブリ作品を手掛けてきた敏腕プロデューサー。

本展は、鈴木敏夫さんの“言葉”に注目した展覧会で、一昨年、昨年と開催された「スタジオジブリ 鈴木敏夫 言葉の魔法展」がもととなっている。

過去開催「言葉の魔法展」の様子 (c)TS

会場には、鈴木さんが書き下ろした書やイラストをはじめ、新たな時代へのメッセージを来場者に投げかける特別企画や、神田明神とジブリのコラボレーショングッズの販売も予定されている。

鈴木敏夫さんによる揮毫の様子 撮影:山本 彩乃

キャッチコピー、タイトルの題字も自ら手がけた

これまで鈴木さんは、著書の『人生は単なる空騒ぎ -言葉の魔法』で、格言からジブリ映画のコピー、イラストを自身の手書きの「書」でまとめるなどしている。 また『かぐや姫の物語』や『ゲド戦記』など、しばしば題字も担当し、作品の顔といえるキャッチコピー/ボディコピーに対しては並々ならぬこだわりを持つことでも知られる。

ドキュメンタリー作品『「もののけ姫」はこうして生まれた。』では、不朽の名コピー「生きろ。」を手がけた糸井重里さんと鈴木さんのFAXでのやりとりが描かれ、その強いこだわりがうかがえるシーンとして多く語られている。また、それはスタジオジブリの多くのドキュメンタリー映像でも常々描かれてきた。

さらに、『崖の上のポニョ』の「生まれてきてよかった。」、『風立ちぬ』の「生きねば。」、『かぐや姫の物語』の「姫の犯した罪と罰。」では、自身でもキャッチコピーを手がけている。

過去開催「言葉の魔法展」の様子 (c)TS (c)Studio Ghibli

作品の世界観をより多くの人に伝えるため、監督の意図を汲み作品と真摯に向き合うことで、その本質を「言葉」にして、力強く伝えてきた鈴木さん。宮崎駿さん、高畑勲さんらとともに生み出したジブリの世界観を、手書きと彼の選んできた言葉の力強さを通して感じることができるはずだ。

偉大なるジブリ

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イベント情報

鈴木敏夫とジブリ展

会場
神田明神 文化交流館「EDOCCO」内 明神ホール <御茶ノ水駅 徒歩5分/秋葉原駅 徒歩7分>
会期
2019年4月20日(土) ~ 5月12日(日)※計23日間、 会期中無休
時間
10:00~18:00 (最終入場 17:30)※営業時間は今後変更になる可能性がございます。
お問い合わせ
ghibli-suzuki@nomura-g.jp (一般問い合わせ用窓口)

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