ダイアナ・ウィン・ジョーンズさんの原作を元に宮﨑駿さんが企画、宮崎吾朗さんが監督、プロデューサーを鈴木敏夫さんが務めた本作。
2020年のカンヌ国際映画祭の公式セレクションでは、精鋭アニメ映画4作品のうちの1つに選出され世界からも注目が集まっていた。
初のフル3DCG長編アニメ作品『アーヤと魔女』
作品の舞台は1990年代のイギリス。孤児院から引き取られた10歳の少女・アーヤと、彼女を引き取った「魔女」たちの共同生活を描く物語だ。
宮﨑駿さんが原作絵本を読み、企画。息子であり『ゲド戦記』『コクリコ坂から』で監督を務めた宮崎吾朗さんが映画制作の指揮を執った。
主人公・アーヤの声を務めるのは、平澤宏々路(こころ)さん。相棒的存在として登場する黒猫のトーマスは、濱田岳さんが演じた。
また予告動画でもインパクトの強い女性、ベラ・ヤーガの声を、女優の寺島しのぶさんが担当。俳優の豊川悦司さんが同居人・マンドレークを演じた。
なお寺島さん、豊川さんはベテランながら声優へは初挑戦。しかしそれを全く感じさせず、アニメの世界に生きるキャラクター達を巧みに演じきった。
「アーヤ」を通して伝えたい思い
企画・宮﨑駿さんコメント
「アーヤと魔女」の児童書に出会ったとき、こんないい企画はないと思いました。
アーヤのしたたかさというのは、ずるいということじゃない。
昔はみんな持っていて、なぜか無くしてしまったもの。
こんな時代を生きるために、必要なことなのです。
今回CGを使うということで、どういう風にやるんだろうと思っていたけど、
出来上がったものを見て、不満がなかったです。
鉛筆で描かなくて、CGであることによって、解放されています。
映画は面白かった。
とても良いスタッフがそろって、作品が持っているエネルギーをちゃんと伝えていて、面白いんです。
本当に手放しで褒めたい。単純に面白いと言えるのは、良いことなんです。
監督・宮崎吾朗さんコメント
アーヤを劇場で上映していただけるなんて、本当に幸せです。
大きなスクリーンで観るアーヤは音も格別です。
沢山の方に観ていただけることを心から願っています。
プロデューサー・鈴木敏夫さんコメント
昨年末、沢山の人に観てもらった、アーヤ。
コロナの空気を吹き飛ばすアーヤの元気な姿を、ぜひ映画館で観てください。
スタジオジブリの作品の魅力
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