任天堂「ニンテンドーピクチャーズ」設立 『デススト』参加のCG制作会社を買収

任天堂「ニンテンドーピクチャーズ」設立 『デススト』参加のCG制作会社を買収
任天堂「ニンテンドーピクチャーズ」設立 『デススト』参加のCG制作会社を買収

Photo by Alvaro Reyes on Unsplash

任天堂がCG制作プロダクション・ダイナモピクチャーズを子会社化し、名称をニンテンドーピクチャーズに変更すると発表した。

今回、株主との間に任天堂は株式譲渡に関する契約を締結。2022年10月3日(月)に同社が保有する自己株式を除いたダイナモピクチャーズの株式すべてを取得する予定だ。

任天堂によれば、子会社化の理由について「映像コンテンツの企画・制作体制を強化する」ことが目的と説明している。

CG制作に強みを持つダイナモピクチャーズ

ダイナモピクチャーズの参加作品/画像は公式サイトより

ダイナモピクチャーズは、1991年設立の制作会社から、CG制作、モーションキャプチャー事業を引継ぎ、2011年に独立したCG映像制作会社。

前身を含めると、30年以上にわたり映画・TV・ゲーム・アニメなどのCG映像制作に携わっている。
「トロピカル~ジュ!プリキュア」エンディング
攻殻機動隊 SAC_2045』シーズン2のレイアウトや『映画トロピカル~ジュ!プリキュア 雪のプリンセスと奇跡の指輪!』のエンディングCG、スタジオジブリ初のフル3DCG作品『アーヤと魔女』のCGアニメーション制作などを手がけている。

V.W.Pに『デススト』 モーションキャプチャー事業も

V.W.P「輪廻」
また、1995年4月に日本初のオープンなモーションキャプチャースタジオを開設するなど、モーションキャプチャー事業も展開。

バーチャルシンガーグループ・V.W.Pの「輪廻」MVやゲーム『DEATH STRANDING」のモーションキャプチャーを担当していた。

ほかにも、MX4Dモーションプログラム制作、映像技術を活かしたVRコンテンツ開発、ツールの開発も行っている。

任天堂タイトルの映像化が加速か

任天堂は、ダイナモピクチャーズの子会社化にあたって、商号をニンテンドーピクチャーズに変更予定としている。

自社IPの映像コンテンツを継続的に制作することを目的としており、今後、任天堂のゲームタイトルやキャラクターなどの映像化が加速していきそうだ。

なお、任天堂関連の映像作品としては、『ミニオンズ』や『SING/シング』の制作会社であるイルミネーション・エンターテインメントと共同で手がけるアニメ映画『スーパーマリオ』が、2023年4月に公開予定となっている。
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