宮崎吾朗『アーヤと魔女』公開延期 スタジオジブリ初の3DCG長編アニメ

映画『アーヤと魔女』予告【近日公開】

POPなポイントを3行で

  • 宮崎吾朗監督『アーヤと魔女』公開延期
  • スタジオジブリ初の3DCG長編アニメ
  • 宮﨑駿が企画、鈴木敏夫がプロデュース
スタジオジブリ初の3DCG長編アニメ作品『アーヤと魔女』の公開延期が決まった。

当初は4月29日(木・祝)の公開予定だったが、4都府県へ適用される予定の緊急事態宣言など、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の状況を鑑みて、延期を判断。

今後の公開予定については決定次第、東宝公式サイトでアナウンスされる。なお、前売り券については延期後でも使用できる。

宮﨑駿が企画、宮崎吾朗が監督を担当

『アーヤと魔女』は『ハウルの動く城』のダイアナ・ウィン・ジョーンズさんの絵本を原作にしたアニメ。

作品の舞台は1990年代のイギリス。孤児院から引き取られた10歳の少女・アーヤと、彼女を引き取った「魔女」たちの共同生活を描く物語だ。

宮﨑駿さんが企画、息子であり『ゲド戦記』『コクリコ坂から』の宮崎吾朗さんが監督、プロデューサーを鈴木敏夫さんがつとめている。

主人公・アーヤの声をつとめるのは平澤宏々路(こころ)さん、相棒的存在として登場する黒猫のトーマスは濱田岳さんが演じる。

ほかにも、ベラ・ヤーガの声を女優の寺島しのぶさん、同居人・マンドレークの声を俳優の豊川悦司さんが担当している。

カンヌ国際映画祭では精鋭アニメに選出

作品のビジュアル解禁時には、主人公の少女・アーヤがバンドをバックに、力強くマイクを握り歌っているかのような、ロックなテイストのワンシーンが注目を集めた。

2020年のカンヌ国際映画祭の公式セレクションでは、精鋭アニメ映画4作品のうちの1つに選出。同年12月30日にNHK総合テレビで放送後、2021年2月に劇場公開が決定していた。 劇場公開決定時、宮﨑駿さんはコメントで「今回CGを使うということで、どういう風にやるんだろうと思っていたけど、出来上がったものを見て、不満がなかったです。鉛筆で描かなくて、CGであることによって、解放されています」と、制作手法に言及。

「映画は面白かった。とても良いスタッフがそろって、作品が持っているエネルギーをちゃんと伝えていて、面白いんです。本当に手放しで褒めたい。単純に面白いと言えるのは、良いことなんです」と面白さに太鼓判を押していた。

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