和山やまさんの『女の園の星』だ。
和山やまさんは、2019年夏にビームコミックスより短編集『夢中さ、きみに。』が発売されるとすぐに話題になり、第23回文化庁メディア芸術祭マンガ部門新人賞や、第24回手塚治虫文化賞短編賞など数々の賞を受賞した気鋭の作家。
和山さんにとっての初連載となった『女の園の星』は、1巻が発売されると各書店で大々的に扱われ、Kindleの女性漫画カテゴリでは1位を獲得した。
🏆ランクイン情報🏆
— フィール・ヤング編集部 (@FEELYOUNG_ed) July 8, 2020
和山やま先生『女の園の星』①
現在Kindle女性マンガカテゴリ
新着ランキング&売れ筋ランキングともに🥇第1位🥇‼️
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人に話したくなる、くだらなくも愛しいシュールな日常
和山やまさんのTwitterでは、第1話が丸々掲載されている。『女の園の星』で描かれるのは、夜家族で食卓を囲みながら「そういえば今日さ~」としゃべりたくなるような、女子高を舞台にしたちょっとおかしな日常だ。 なんといっても素晴らしいのはその表情。 このページでは、学級日誌で始まった絵しりとりで、何が書かれているのか気になって仕方ない星先生。最後には仕事をしなければと思いなおすという流れが描かれている。女子校教師のミクロな世界(1) pic.twitter.com/U8DUxf9ykh
— 和山やま (@wymaaa) July 8, 2020
虚空を見つめて真面目な顔をする星先生がシュールで微笑ましい。 整った顔の星先生がコロコロと表情を変えるのも、妙なおかしさがある。その後、結局答えが出ず翌日の日誌までまって、星先生は推理を続ける。
大の大人が長時間しょうもないことに悩んでいるのはマンガとしてはシュールだが、同時にこの感覚は等身大で共感もできる。 絶対にこの絵しりとりの回答は、星先生が苦心の末にひねり出した「布袋」ではないが、考えに考えて迷走した結果、斜め上の回答をはじき出してしまうのはあるあるだ。 脇を堅めるのは、『女の園の星』の人気キャラ、ポロシャツの小林先生。 小林先生、ちょっと押しが強くて、担当編集さんにも「小林先生って生徒から夢とか進路の相談されなそうですね」と言われる始末だが、普通にいい人でみんなに愛されているよう。
そんな等身大のキャラクターたちのしょうもない日常を描いた『女の園の星』は、祥伝社の雑誌『フィール・ヤング』にて連載中。小林先生は最初「うっとくて胡散臭いけど悪い人ではない」という設定で描いていたら、3話の回で担当様から「小林先生って生徒から夢とか進路の相談されなそうですね」という感想を頂いて、今思い出しても笑います。その一言が小林先生の全てを表してるようで... (担当様は小林先生推しです🌹)
— 和山やま (@wymaaa) July 9, 2020
関連商品
フォーマット: Kindle版
ファイルサイズ: 43140 KB
推定ページ数: 178 ページ
出版社: 祥伝社 (2020/7/8)
販売: Amazon Services International, Inc.
言語: 日本語
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