連載 | #17 KAI-YOU SALE & REVIEW

Kindle漫画 最大80%オフセール SF、猫、ヤクザもあるよ【オススメ10選】

Kindle漫画 最大80%オフセール SF、猫、ヤクザもあるよ【オススメ10選】
Kindle漫画 最大80%オフセール SF、猫、ヤクザもあるよ【オススメ10選】

画像はすべてAmazonから

POPなポイントを3行で

  • Amazon Kindleストアで漫画が最大80%オフ
  • 続編が発表されて話題の『金色のガッシュ!!』
  • Netflix版アニメが配信目前の『テルマエ・ロマエ』など
AmazonのKindleストアで、漫画や書籍が最大80%オフになる新生活セールが開催されています。期間は3月29日(火)の23時59分まで。

今回は続編が話題の『金色のガッシュ!!』や、気鋭の漫画家・和山やまさんの『カラオケ行こ!』、Netflixでアニメが全世界に配信される『テルマエ・ロマエ』など、おすすめの漫画作品をピックアップしました。

SF、猫、ヤクザもあるよ、おすすめ漫画10選

『金色のガッシュ!!』完全版(雷句誠)

まずは、言わずとしれた雷句誠さんによる『金色のガッシュ!!』の完全版です。続編として発表されたばかりの『金色のガッシュ!!2』衝撃の1話が話題にもなってます。

天才ゆえに周囲に馴染めず鬱屈とした日々を送っている清麿が、魔界からやってきた落ちこぼれのガッシュとコンビを組み、助け合いながら成長していく物語です。

作中でメインになるのは、魔界の王を決める100人の魔物の子どものサバイバルレース。魔物の子どもたちは人間界へ向かい、それぞれ自分のパートナーとなる人間とコンビを組み、最後の1組=魔界の王を目指します。

このコンビのなかに清麿とガッシュ組もいるのですが、そのほかにも多くのコンビが登場しており、それぞれの信念のもとにガッシュたちとぶつかり、時には仲を深めていきます。しかし最後には1組しか残れないバトルロイヤルのため、別れも当然あります。

この悲喜こもごも具合が読者の心を揺さぶってやまない! これぞ王道の少年漫画! そう声を大にして言いたくなる、少年漫画の大傑作です。

なお完全版の表紙はすべては雷句誠さんによる描き下ろしで、カラーページもそのままに掲載されており、さらに描き下ろし短編のおまけ付き。しかも今回のセールでは全16巻すべてが対象という大盤振る舞い。これは買いですよ。

『テルマエ・ロマエ』(ヤマザキマリ)

古代ローマ時代の浴場を設計する技師として働くルシウスが、現代日本の銭湯にタイムスリップして、その素晴らしさに恐れおののく......てなコメディ漫画の傑作『テルマエ・ロマエ』。

ざっくり2000年近い時を経ているので当たり前といえば当たり前なのですが、日本の銭湯文化に対して常に特大のリアクションを取り驚くのルシウスの顔面には笑わざるをえません。

と同時に、私たちにとっては当たり前になっている日本の銭湯文化が如何に素晴らしいものなのか、再認識させられる作品でもあります。

はまり役すぎる阿部寛さん主演の実写映画やアニメ版も、2012年の公開・放送当時話題になりましたが、それから約10年を経たいまNetflixで新たに制作されたアニメ版はどうなるのか。

制作スタッフに作者・ヤマザキマリさんも参加した上で、オリジナルエピソードも描かれるようですから、こちらにも期待大です。

『カラオケ行こ!』(和山やま)

合唱部の部長で歌も抜群に上手な男子中学生・聡実と、ある理由からとにかく歌が上手くなりたいヤクザ・狂児が邂逅を果たし、奇妙な友情を築いていく『カラオケ行こ!』。

『極主夫道』や『ひなまつり』など、ヤクザが絡むコメディ作品には名作が多いのですが、ご多分に漏れず『カラオケ行こ!』もその仲間入り。言葉選びのセンスや何気ない描写(手とかね!)で魅せてくれる和山ワールドが凝縮されています。

中学生とヤクザ、住む世界も考えていることも何もかもが違う2人が、親友のような兄弟のような、不思議な関係性を築いていく様をただただ眺め続けたいです。

『繭、纏う』(原百合子)

上級生の髪を使って新入生の制服をつくる伝統がある星宮女学園に通う生徒たちの群像劇が『繭、纏う』です。

「上級生の髪を使って新入生の制服をつくる」ってすごい設定ですよね。既読済みの人はこの点に興味を持って読みはじめた人も多いんでじゃないでしょうか。奇異な設定ですが、そこにはちゃんと理由もあって、1話でさっそく説明されているのでモヤモヤすることもありません。

さてそんな髪(と制服)を軸に据えた作品だけに、髪にまつわる作画や描写にはかなり気合が入っています。無軌道に舞う髪、指に絡む髪、絡み合う髪と髪などなど、目を引く場面が溢れており、髪を媒介に何かを訴えかけているようにすら見えます。

なんでもないページでもキャラクターの髪に目が行ってしまうのは、この漫画ぐらいでしょう。

『培養肉くん』(宮崎夏次系)

容易には推し量れない世界観を持った作品を世に放つ異才・宮崎夏次系さんの作品『培養肉くん』。もうなんか名前がすごい。

物書きの木下と担当編集の九森、そして培養肉こと「おにく」の3人(?)が、人類が消えたとある惑星でさまよい、ルンバと別れ、悪霊やロボットと出会ったり、バナナチップスになったり、宇宙を旅したり、食べられたり、ルンバと再開するお話です。

公式の説明は「すこしSF(エスエ・フ)なスペース冒険譚!」なんですが、ぜんぜん少しじゃないSFです。宮崎ワールド全開。

唐突な展開、わけのわからない存在、奇妙な謎が全編を渡って出てくる漫画ですが、読んだらラーメンが食べたくなったのでおすすめです。
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