和山やま『カラオケ行こ!』実写化 監督に山下敦弘、脚本は野木亜紀子

和山やま『カラオケ行こ!』実写化 監督に山下敦弘、脚本は野木亜紀子
和山やま『カラオケ行こ!』実写化 監督に山下敦弘、脚本は野木亜紀子

『カラオケ行こ!』実写映画化告知

和山やまさんによる漫画『カラオケ行こ!』の実写映画化が決定。監督を山下敦弘さん、脚本を野木亜紀子さんがつとめ、2023年に公開される。

また、物語のカギを握る合唱部部長の中学生役を決めるオーディションが行われることが発表された。

原作者・和山やまさんは映画化に際して「この漫画は元々邦画への憧れから描いたものでした」と振り返り、「監督の山下敦弘さん、脚本の野木亜紀子さんの作品は元々大好きでしたので、融合して新たに生まれる『カラオケ行こ!』が楽しみで仕方がないです」と期待を寄せた。

ヤクザと中学生の交流を描く『カラオケ行こ!』

『カラオケ行こ!』は、ある理由で歌が上手くなりたいヤクザの成田狂児が、中学合唱部の部長で毒舌の岡聡実にレッスンを頼み、交流していく物語。

「このマンガがすごい!2021」オンナ編で第5位(宝島社)、「マンガ大賞2021」で第3位と、多くの漫画賞で評価を受け、累計50万部を突破した。

なお、原作者である和山やまさんは、『夢中さ、きみに。』『女の園の星』など、3年間で発表したすべての作品が主要漫画賞受賞しており、今もっとも新作が期待される漫画家の一人だ。

期待高まる山下敦弘と野木亜紀子のコンビ

実写映画の監督は、『リンダ リンダ リンダ』『味園ユニバース』などで人間ドラマを描いてきた山下敦弘さん。

脚本は、ドラマ『アンナチュラル』『MIU404』『逃げるは恥だが役に立つ』など、多くの話題作を手がけてきた野木亜紀子さんに決まった。

また、中学生の岡聡実役のキャストは、新たなスターを見つけるため、プロアマ問わず、繊細な心の機微を表現し、魂のこもった歌を歌う人物を探すオーディションで決定される。

岡聡実役オーディション概要
●応募期間
2022年6月13日(月)~7月15日(金)

●応募資格
満12歳~16歳までの男性
プロアマ問わず
歌唱経験・演技経験・変声期の有無は問わず

詳細は映画公式サイトまで

原作、監督、脚本、三者三様のコメント

和山やまさんのコメント
この漫画は元々邦画への憧れから描いたものでした。今回映画として形になるのが本当に嬉しく思います。また、監督の山下敦弘さん、脚本の野木亜紀子さんの作品は元々大好きでしたので、融合して新たに生まれる『カラオケ行こ!』が楽しみで仕方がないです。

山下敦弘さんのコメント
昔から男たちが見つめ合う映画が好きだった。“見つめ合う”と書くと、なんだか恋愛ドラマのようなニュアンスにも思えてくるが、それだけではない。男の友情や切なさを描いた映画、つまりは“バディもの”と呼ばれるジャンルに心惹かれてきた。『カラオケ行こ!』に出てくるバディはヤクザと中学生。年齢も住む世界も違う二人が“歌”をきっかけに出会い、不思議な友情が生まれる。魅力的で面白い原作だが、生身の人間が演じる“映画”という表現において、監督としての課題は多い。しかし、バディものを得意とする野木亜紀子さんが脚本を書く。面白くならないわけがない。自分のルーツである“見つめ合う男たち”を最高の布陣で作れることに、今から楽しみでしょうがない。

野木亜紀子さんのコメント
あの“和山やまワールド”を、どうすればフィルムに落とし込めるのか。正直なところ全く自信がありませんが、山下監督ならあの空気を醸し出せるのではないかと、このたびの座組を心強く思います。和山先生が生み出した、愛すべき聡実くんと狂児を壊さぬよう、慎重に、映画としてのベストを尽くしてまいります。

©2023「カラオケ行こ!」製作委員会
©和山やま

和山やまワールドへようこそ

この記事どう思う?

この記事どう思う?

関連キーフレーズ

0件のコメント

※非ログインユーザーのコメントは編集部の承認を経て掲載されます。

※コメントの投稿前には利用規約の確認をお願いします。