『みいちゃんと山田さん』作者 亜月ねねが過去活動を説明 「ダイアナ」名義の運営及び原作への関与を否定

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米村 智水
『みいちゃんと山田さん』作者 亜月ねねが過去活動を説明 「ダイアナ」名義の運営及び原作への関与を否定
『みいちゃんと山田さん』作者 亜月ねねが過去活動を説明 「ダイアナ」名義の運営及び原作への関与を否定

『みいちゃんと山田さん』2巻/画像はAmazonより

アニメが発表された漫画『みいちゃんと山田さん』の作者・亜月ねねさんが7月31日、自身の過去の活動を巡って、事実と異なる情報がSNS上で広がっているとして声明を発表した。

亜月ねねさんは、夜職やパパ活などを題材にした漫画を投稿していたXアカウント「ダイアナ」と自身は別人だと説明。

2024年2月まで同アカウントから依頼を受けて漫画を提供していたことは認める一方、担当したのは作画のみであり、アカウントの運営や投稿文、漫画の原作/台本には関与していなかったとしている。

また、自身にパパ活や性風俗、キャバクラなどの経験はないとも表明。「作者の実体験だ」「作者は女衒だ」といったSNS上の書き込みについて、事実無根だと否定した。

亜月ねね「ダイアナとは別人」原作やアカウント運営への関与を否定

亜月ねねさんは声明の冒頭で、「ダイアナというアカウントと私(亜月ねね)は別人です」とと断言。

過去作品や「ダイアナ」アカウントへの漫画提供を巡り、事実と異なる情報が広がっていると説明した。亜月さんは同アカウントから受け取った台本をもとに、漫画の作画を担当していたという。

当時投稿された漫画の登場人物による発言についても、亜月さん本人の体験や発言として引用されているケースがあるものの、それは事実とは異なると説明している。

その上で、亜月さんは『みいちゃんと山田さん』について、「私自身が原作・作画ともに手掛けている作品です」と強調した。

過去のインタビューとの整合性を疑う声も多数

今回の声明を受け、SNS上では説明を受け入れる反応がある一方、過去に公開されたとされるインタビュー記事との整合性を疑問視する声も上がっている。

拡散されているのは、2024年2月にWebメディア「現代ビジネス」で公開されたとされるインタビュー記事のスクリーンショット。画像には、亜月さんが学生時代にキャバクラやコンセプトカフェで働いていたことや、みいちゃんのモデルが歌舞伎町のキャバクラで一緒に働いていた女性だったと説明する記述がある。

これらの記述が本人の正確な発言であれば、「キャバクラ等の経験はありません」とする今回の声明と食い違う

ただし当該記事は現在、掲載元のWebサイトからは閲覧できない状態となっている。削除された理由や、編集/修正の経緯を確認できておらず、拡散されている画像だけから事実関係を断定することはできない(ウェブアーカイブは存在する)。

一方、現在も閲覧できる2025年6月の「マガポケ」のインタビューでは、亜月ねねさんは作品の情報収集について、詳しい知人から話を聞き、実際にキャバクラやホストクラブを訪れたと説明している(外部リンク)。

同年5月の「日刊SPA!」のインタビューでは、みいちゃんのモデルを「昔の知り合い」と説明。支援学校の教員や、性風俗で働く女性の生活や法律相談に取り組む団体などを取材したとも語っている(外部リンク)。

今回の声明では、過去のインタビューとされる記述について個別の説明は行われていない。

『みいちゃんと山田さん』アニメ化を巡る議論も続く

『みいちゃんと山田さん』を巡っては、7月26日に2027年のアニメ化が発表されて以降、作品の表現や社会的な影響について議論が続いている。

『みいちゃんと山田さん』アニメ化決定スペシャルPV

原作内では、みいちゃんに医学的な診断名は付けられていない。しかし、その言動が知的障害や発達障害の特徴として受け取られ、現実の人物を「みいちゃん」と呼んで揶揄する行為につながっているとの指摘がある。

作中の苛烈な表現がアニメ化によって、障害のある人々への偏見やステレオタイプがさらに広がるのではないかとして、制作の中止や慎重な対応を求める声も上がった。

一方で、社会や福祉の制度からこぼれ落ち、搾取される女性たちの存在を描いた作品として評価する意見や、作品の公開自体を中止させるべきではないとする声もある。

こうした批判や議論を受け、『みいちゃんと山田さん』製作委員会は7月27日に声明を発表。専門家の助言を得ながら、適切なレーティングや注意喚起を設け、「偏見や誤解を助長することのないよう」慎重に制作を進めるとしている。

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