同作はこれまで細田監督が制作してきた作品の中でも特に多くの人気を集め、地上波で放送されるたびにTwitterのトレンドを席巻する人気作品だ。
そんな同作は今年で公開から10周年を迎えており、これを記念して様々な企画が進行中なのだが、今回、サマーウォーズの劇中に出てくる仮想世界「OZ(オズ)」が、スマートフォンアプリで現実のものになることが分かった。
泳ぐように「OZ」を体験する
細田監督初のオリジナル作品として2009年に公開された『サマーウォーズ』は、内気な男子高校生の小磯健二(こいそ けんじ)が、憧れの先輩である篠原夏希(しのはら なつき)とその家族と共にひょんなことから世界の危機に巻き込まれ、その解決に向けて奮闘する物語。世界を救うために悪戦苦闘する展開が手に汗握るのだが、その主な舞台となるのが仮想空間「OZ」だ。 劇中で「OZ」は世界中10億人以上が利用するインターネット上の仮想世界として登場。利用者は自身の分身=アバターで「OZ」の中を回遊し、様々なサービスを楽しむことができる。
そんな「OZ」の現実化を、サマーウォーズを手がけた制作会社・スタジオ地図と、イラストコミュニケーションサービスを展開するピクシブ株式会社が共に企画。
ピクシブが7月にリリース予定のスマートフォンアプリ「VRoidモバイル」上に「OZ」を作成する特別企画「SUMMER WARS OZ on VRoid powered by pixiv」が開催される。
このイベントに参加することで、「OZ」の世界を3Dアバターの姿で体験することができる。 また、公開10周年のメモリアルデーである8月1日に向けたイベントや、参加者へのプレゼント企画も、今後発表されることになっている。
VRoidプロデューサー・清水智雄 コメント
映画『サマーウォーズ』に登場する人々は、現実世界の姿にとらわれない個性豊かなアバターで仮想世界『OZ』を飛び回り、日々の生活をのびのびと楽しんでいます。
『OZ』は、現在AR/VRに携わる者にとっての夢であり、進むべき未来への指針でもあります。
「誰もがお気に入りのキャラクターを持ち、どこへでも行ける・遊べる」体験を提供する『VRoid』のサービス群は、そんな未来を実現するために必要不可欠な存在だと確信しています。
あの夏から10年。OZの世界をVRoidが再現する本企画を通して、ぼくらが思い描いてきた未来の可能性を、多くの人に感じていただければ嬉しいです。
スタジオ地図プロデューサー・齋藤優一郎 コメント
『サマーウォーズ』OZの世界にようこそ。
今年、『サマーウォーズ』が10周年を迎えるにあたり、pixivが仮想世界OZを作ってくれました。
pixivには、世界中から多くの絵を描く人々、新しいものを生み出す人々が集い、コミュニケーションを通してまた新しいものを生み出していくSNSの世界です。
『サマーウォーズ』はアニメーションであり、沢山の絵の連なりで作られています。
仮想世界OZを体験した後は、是非、沢山の方々に絵を描いて頂き、その絵を通して、『サマーウォーズ』OZの世界を、沢山の方々に楽しんで頂けると嬉しいです。
どうぞ宜しくお願い致します。
公開10周年プロジェクト「UP DATE」
公開10周年を記念して、「UPDATE」をテーマに劇中の舞台になった長野県・上田市で開かれる巡回展のほか、明治安田生命とのタイアップCMの公開、LAWSONとのコラボなど、各方面で企画が進んでいる『サマーウォーズ』。今月7月19日には「金曜ロードSHOW!」に本編ノーカットで登場し、サイン入り色紙などのプレゼント企画や、放送連動企画として特設サイトの開設、1億回以上押された「よろしくお願いしまぁぁぁすっ!!ボタン」の復活など、様々な企画が目白押しとなっている。
10周年企画、続々進行中
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1件のコメント
匿名ハッコウくん(ID:2876)
時代が細田に追いついてきたんやな〜