細田守を『デジモン』から振り返る 世界的アニメ評論の権威が紐解く魅力

細田守を『デジモン』から振り返る 世界的アニメ評論の権威が紐解く魅力
細田守を『デジモン』から振り返る 世界的アニメ評論の権威が紐解く魅力

『THE MAN WHO LEAPT THROUGH FILM 細田守の芸術世界』表紙

  • 12 images

世界的なアニメーション評論の権威であるチャールズ・ソロモンさんが、細田守監督作品の魅力を紐解いた著書『THE MAN WHO LEAPT THROUGH FILM 細田守の芸術世界』(グラフィック社)が7月に発売される。

表紙を飾るのは『時をかける少女』。細田守監督の作品集『THE MAN WHO LEAPT THROUGH FILM』(出版社:Abrams)の翻訳版となり、価格は3850円(税込)。 【画像10点】絵コンテや活動初期の貴重なインタビューも掲載

『劇場版デジモン』から振り返る細田守のこれまで

世界的に知られたアニメーション評論家のチャールズ・ソロモンさんによる『THE MAN WHO LEAPT THROUGH FILM 細田守の芸術世界』。

細田守監督と、彼が映画監督デビューを飾った『劇場版デジモンアドベンチャー』から最新作『竜とそばかすの姫』までの作品群、そして制作拠点であるスタジオ地図を改めて紐解き体系化している。

細田守監督のこれまでを振り返りながら、その作品群を世界のアニメーション史のどこに位置づけるのか。ディズニー作品に関する著書などで知られるチャールズ・ソロモンさんによる、初の細田守監督の評論集だ。

貴重な資料や活動初期のインタビューも掲載

また、その名を知らしめた『時をかける少女』や代表作『サマーウォーズ』、スタジオ地図設立後に制作した『おおかみこどもの雨と雪』『バケモノの子』『未来のミライ』など、これまで手がけてきた作品の数百点におよぶスケッチ、絵コンテ、背景画、キャラクターデザインを掲載。

こうした作品の貴重な資料に加えて、細田守監督の東映動画(現・東映アニメーション)時代のインタビューも掲載したファン必携の1冊になっている。

細田守作品の魅力

この記事どう思う?

この記事どう思う?

書籍情報

THE MAN WHO LEAPT THROUGH FILM 細田守の芸術世界

著者
チャールズ・ソロモン
協力
スタジオ地図
発売日
2022年7月
仕様
A4変形 並製 総272頁
定価
3,850円(10%税込)
ISBN
978-4-7661-3633-3

■細田 守(ほそだ・まもる)
1967年生まれ、富山県出身。『劇場版デジモンアドベンチャー』(1999)で映画監督デビュー。以後、『時をかける少女』(2006)、『サマーウォーズ』(2009)を監督。2011年には自身のアニメーション映画制作会社「スタジオ地図」を設立し、『おおかみこどもの雨と雪』(2012) 、『バケモノの子』(2015)で監督・脚本・原作を手がける。2018年には『未来のミライ』(監督・脚本・原作)を発表し、第71回カンヌ国際映画祭・監督週間に選出。また、第91回米国アカデミー賞の長編アニメーション映画賞、第76回ゴールデングローブ賞のアニメーション映画賞にもノミネートされたほか、第46回アニー賞では最優秀インディペンデント・アニメーション映画賞を受賞するなど海外からも高い評価を得る。2021年には最新作『竜とそばかすの姫』を発表。第74回カンヌ国際映画祭「カンヌ・プルミエール部門」 に選出された。

■著者:チャールズ・ソロモン
国際的に著名なアニメーション歴史家・評論家であり、アニメーション史についてUCLAとチャップマン大学で教鞭をとる。著書には第93回アカデミー賞にノミネートされたカートゥーン・サルーン最新作『ウルフウォーカー』のアートブック『The Art of Wolfwalkers』ほか、『THE ART OF トイ・ストーリー3』(徳間書店)、『The Art of アナと雪の女王』(ボーンデジタル)、『The Art of シンデレラ ~A Wish Your Heart Makes~』(角川書店)、『ディズニープリンセス』(静山社)などがあり、『ニューヨーク・タイムズ』、『ニューズウィーク日本版』、『ロサンゼルス・タイムズ』、『バラエティ』、『ナショナル・パブリック・ラジオ』に寄稿している。

関連情報をもっと読む

関連キーフレーズ

0件のコメント

※非ログインユーザーのコメントは編集部の承認を経て掲載されます。

※コメントの投稿前には利用規約の確認をお願いします。