日本発の国際アニメ映画祭「第1回あいち・なごやインターナショナル・アニメーション・フィルム・フェスティバル」(通称・ANIAFF)で、映画『果てしなきスカーレット』が公開中の細田守監督が出演。
12月12日から17日(水)まで開催中の映画祭では、細田監督作品を特集。12月13日には『サマーウォーズ』が上映され、終了後には細田監督が登壇してトークを展開した。
中盤では、『サマーウォーズ』で主人公・小磯健二(こいそけんじ)の声を担当した神木隆之介さんがサプライズで登場。神木さんから花束を贈られた細田監督が、16年ぶりの再会に感動する場面もあった。
細田守『サマーウォーズ』は“すごく健全な作品”
『サマーウォーズ』は2009年公開、マッドハウス制作のオリジナルアニメーション映画。公開から16年が経った現在でも、毎年のように「金曜ロードショー」などでテレビ放送される人気作だ。
物語の中で、健二らが世界を救うために、悪戦苦闘する展開の舞台となる仮想空間「OZ(オズ)」だ。「OZ」は世界中10億人以上が利用するインターネット上の仮想世界として登場する。
細田監督は今回、『サマーウォーズ』で描いたインターネットと現在の状況を以下のように振り返った。
「制作した当時は、インターネットがこんなに身近になるとは、そしてAIの社会に占める割合がこんなに大きくなるとは思いませんでした。『サマーウォーズ』は、ネットがまだ非常に牧歌的な世界だった頃、僕自身もネットに希望を持ってつくることができた、すごく健全な作品です」
細田守監督
神木隆之介がサプライズ登壇「大きくなったね!」
トークも中盤に差し掛かった頃、MCの井上伸一郎さんからゲストの存在を予告される。細田監督も「えっ?!」と驚きを見せる中、神木隆之介さんが登場した。
まさに公開時以来、16年ぶりの再会だったようで細田監督は感動。「大きくなったね! 当時感じた瑞々しさは全然変わってない! 良いものをずっと保っている。またやりましょう!(笑)」と興奮気味に語った。
神木隆之介さんから花束を渡されて笑顔の細田監督
続いて健二の声について、「(数学が得意という)知的なところを感じられるような声が良いと思っていました。神木くんが声変わりをしたばかりの頃にお願いして、まだ誰も声を聴いたことがない状態。すごく新鮮で魅力的な声でした」と振り返った。
神木さんは当時高校生になったばかりの16歳。
「いろんなことに挑戦したいと思っていた時期だったので、すごく現場も楽しかったですし、選んでいただけてただただうれしかった」という。
神木隆之介さん
「ドラマや映画の現場でも『サマーウォーズ』が好きという話を必ず聞くんです。それを聞くたびに誇らしいです。金曜ロードショーで毎年のように放送されているのを、一視聴者として楽しんでいます」
神木隆之介「よろしくお願いしまぁぁぁすっ!!」を披露
トーク中、マイクのないところで雑談する場面もあった細田監督と神木さん。最後の挨拶では神木さんが、作品を象徴するセリフである健二の「よろしくお願いしまぁぁぁすっ!!」を監督と観客の前で全力披露する場面もあった。
渾身の「よろしくお願いしまぁぁぁすっ!!」
二人がステージを後にする際には、集まった観客から大きな拍手が贈られるなど、改めて『サマーウォーズ』が長年にわたり愛される作品であることが感じられた。
一方で、現在公開中の最新作である『果てしなきスカーレット』についての言及が一切なかったのはやや残念に思えた。
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