作者によれば「通称レゴナクション」。コマ撮りだけでも膨大な労力がかかるうえに、音源も自身でGarageBandを使って制作、さらにはボーカルまで担当している。
少し動かしては撮影を繰り返し、1秒あたり15枚(15FPS)、撮影枚数はNGカットを含めておよそ4000枚、撮影に約1か月を要したという。
サカナクションのメンバーのダンスなど、細かなところまで忠実に再現。コメント欄には「将来有望」「(動画に)広告つけてレゴ代にすればいいのに」といった声が寄せられている。
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サカナクション「新宝島」とはどんな曲なのか?
バンド・サカクションの「新宝島」は2015年9月にリリースされ、映画『バクマン。』の主題歌にも起用された楽曲だ。タイトルは手塚治虫さんの同名漫画から取られており、ダンスミュージック調のメロディ含め、楽曲としての評価も高い。
階段状のステージから山口一郎さんらメンバーが登場、それをチアガールたちが賑やかに迎え、どこか昭和のレトロな歌番組を感じさせる。
制作したのはYouTubeチャンネル「Drop Block Studio」
「新宝島」のMVを再現したのはYouTubeチャンネル「Drop Block Studio」で活動するユーザー。動画のコメント欄によるとまだ小学校6年生だという。動画は主に土日に撮影。制作には、iPadのストップモーションスタジオというアプリを使用している。MVとしては、星野源さんの「アイデア」もレゴのコマ撮りで再現している。
しかし、1月に投稿した「新宝島」の動画が話題になったことで、登録者数は2月1日に100人に。8日時点で500人を突破した。
レゴでつくられた「新宝島」MVの膨大な作業量
話題のサカナクション「新宝島」MVを再現した動画では、編集に「iMovie」「Cute CUT」「Adobe Premiere Rush CC」を使用した。動画の説明欄によれば、「サカナクションの曲が大好きで、レゴで再現しやすい『新宝島』を選んだ」という(本人は「セントレイ」が一番好きらしい)。
また、「本物のような音づくりには苦労しました」と制作を振り返りながら、「最後の方は雑になってしまいましたが、是非最後まで見て行ってくださいね」とコメントしている。
もしかすると、動画を見た段階で「小学6年生」という肩書きに疑問を感じてしまう人もいるかもしれない。コメントなどもやけにしっかりしていて、敬語も小学生にしては不自然なほどきちんと使えている。
いずれにしろ、小学生であろうとなかろうと計り知れない労力と時間がかかっており、力作であることは事実。本家「新宝島」と見比べながら、新たな才能の将来を楽しみにしたい。
ハンドメイドから生まれるPOP
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日夜生み出されるポップな動画たちを短く紹介する人気連載。 ソーシャルメディアやまとめブログ、バイラルメディアなど、 動画系コンテンツへの注目は常に集まっていますが、 KAI-YOUでは「POP」を軸に、話題の動画を紹介していきます。
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