初音ミクは、間違いなく出演者としてそこに立っていた
さて、話をステージに戻します。ライブステージのラスト第4章「DREAM」では、メインスクリーンに映し出されたラップトップの中にいる初音ミクが、画面を破り、飛び出し、壇上のディラッドスクリーンへ。生バンドのセンターで歌うボーカロイドのみなさんは、間違いなく出演者としてそこに立っていました。多くのディラッドスクリーンを用いたライブでは、背景を屏風のように演出したり、ニコニコ動画の背景をボーカロイドたちの後ろに映し出すことで、ニコニコらしさ、そして“そこにいる感”を感じることの出来る素晴らしい演出でした。 最後に演奏された曲「さよならメモリーズ」では、一夜限りの夢としてこちらの世界にラップトップを破ってまで遊びに来てくれていたボーカロイドたちが、画面の向こうへ帰って行ってしまう演出……! もう、思わず涙が出てしまいました。
だって、彼らはこの夜、確実にこちらの世界に来てくれていたんです。まさに気分は「もう帰っちゃうのー!?」です。……バーチャルアイドルが現実になったら、確実にハマってしまう自分の未来が予測できました。
ライブはさらにテーマソングである「Paintër」が披露され、アンコールへ。ラストは「桜ノ雨」の客席&出演者全員での合唱。スクリーンに映る会場のみなさん、出演者のみなさんが涙を流しているのを見て、ここにいる人たちはみんなニコニコが大好きでここにいるんだ、客席とステージに壁がないような一体感を改めて実感しました。 はじめは「自分が行っても内輪ノリに馴染めないんじゃないかな」と恐る恐るの参加だった私ですが、むしろなんでもありのカオスな空間だったことで、自分のおもしろいと思うポイントをついてくれる方がたくさんいらっしゃいました。
この記事を読んでくださっている「ニコニコ詳しくないし……」「怖いところじゃない……?」とお思いの読者のみなさま、むしろ「超パーティーからはじめる」というのも良いのかもしれません。
ニコニコって、ランキングに載っている動画であったり、もしくは自分の知ってるキーワードの動画じゃないと、自分からおもしろい動画を探すって難しいな、とずっと感じていました。
でも、今回の「ニコニコ超パーティー2015」に参加したことによって、8時間たっぷり使って、他校のおもしろい人を紹介していただいたような気分でした。
これからメモをとったおもしろい動画投稿者さんの名前を検索ワードに打ち込んで、ニコニコの世界へ踏み込んでみようと思っています。そして、来年は今年よりもニコニコの文脈を理解した状態で、また絶対ここに来ようと思います!
ちなみに、もしこの記事を読んで興味を持ってくださった方は、下記のダイジェスト動画やネットチケットを購入することで、タイムシフト試聴することができます!
【公式】ニコニコ超パーティー2015ダイジェスト ※ネタバレ注意
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イベント情報
ニコニコ超パーティー2015 in さいたまスーパーアリーナ
- 主催
- niconico
- 日時
- 2015年10月25日
- 開場
- 11:00 / 開演12:00 / 終演20:00
- 場所
- さいたまスーパーアリーナ
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1件のコメント
CKS
たしかにめっっっっっちゃ頑張ってる学祭っぽさがあるな・・・