来場者15,000人、ニコニコ生放送の視聴者は100万人を超え、歌い手や踊り手といった人気ニコニコユーザーだけでなく、GACKTさんや小林幸子さんといった大御所歌手まで出演。大盛況のうちに幕を閉じたことは記憶に新しい。しかし、今年の超パーティーでは、様々なアーティストやパフォーマーがライブステージを彩る一方で、これまでとは異なる大きな試みがあった。
それは、メインアリーナでのライブステージと同時に、約3,000人から4,000人程を収容できるコミュニティアリーナにて、近年注目を集める「ゲーム実況」にフォーカスしたステージが展開されていたことだ。
左からP-P、牛沢、レトルト、キヨ/『スーパーマリオメーカー』の実況場面
GACKTさんや小林幸子さんが華々しくパフォーマンスする裏で、彼らはステージでゲームをプレイし、多くの観客を笑いの渦へと巻き込んでいた。踊り手や歌い手などを見に来るライブステージとはまた異なるファンの層に、その独特の盛り上がり方。
外からの光り輝く太陽が眩しいコミュニティアリーナで繰り広げられた、プレイヤーからクリエイター、そしていまやパフォーマーへと成長するゲーム実況主たちの姿をお伝えしていく。
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ロックバンドと同じステージに立つゲーム実況主
ゲーム実況ステージのトップバッターを飾ったキヨ、レトルト、P-P、牛沢の4人/ゲーム実況主の中でもトップクラスの人気を誇る
外から射す光が夏フェス感を演出し、どことなく音楽フェスにいるかのような雰囲気が漂う中、ゲーム実況ステージには、トップバッターを飾るキヨさん、レトルトさん、P-Pさん、牛沢さん、計4名のゲーム実況主が登場。
筆者が毎年ゴールデンウィークに参加している、同じ場所で開催されている埼玉史上最大級のロックフェス「VIVA LA ROCK」で見た、Awesome City ClubやSCOOBIE DO、きのこ帝国、ヒトリエといった期待の若手バンドや中堅バンドがライブをしていた同じステージに、ゲーム実況主が立っていた。
特に座席に座っている観客のほとんどは女性が占めていた
ステージ前の客席はすべて埋まり、その後方には客席を囲むようにスタンディングで大勢の若い女性たちがキラキラとした目で彼らを見つめている。その集客力を目の当たりにすると、彼らがアーティストたちと同じステージに立っているのもうなずける。
彼女たちに普段ゲーム実況以外のニコニコ動画を見るのか尋ねてみると、大体の人はあまり見ないよう。彼女たちは特定の実況主が好きでさいたまスーパーアリーナへ訪れ、ニコニコ動画が好きで「ニコニコ超パーティー」へ来たわけではない。もっといえば、ゲームすらあまりしないという女性もいた。
単純に生のゲーム実況主を見たい、彼らの実況を生で見てみたいという、好きな歌手やアイドル、声優を応援する感覚で見に来ていたようだった。
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