Twitch、新機能「ドロップイン」を実装 ストリーマーが注意すべき点を解説

Twitch、新機能「ドロップイン」を実装 ストリーマーが注意すべき点を解説
Twitch、新機能「ドロップイン」を実装 ストリーマーが注意すべき点を解説

配信者同士が簡単にコラボできる新機能「ドロップイン」をリリースしたTwitch

配信コミュニティサイト・Twitchが8月19日、新機能として「ドロップイン」機能を実装した。

ドロップインは、配信中の配信者(ストリーマー)同士が、音声や映像を簡単に共有できる、すなわち気軽にコラボできる機能だ。

コラボをしたいストリーマーは、対象の相手にリクエストを送り、相手の配信者が承認すれば複数人でのコラボ配信が可能になる。

なお、コラボを申請できる利用者は、申請する/される側共に、頻繁にライブ配信を行っているユーザーに限られる(外部リンク)。

Twitch、ストリーマー同士のコラボ機能を拡充

Twitchは2019年3月に「グループ配信」機能をリリース以降、コラボ配信の充実化に向けた機能を拡充させてきた。

2023年10月に開催されたイベント「TwitchCon Las Vegas」では、コラボ用の新機能「Stream Together」を発表した。

Stream Togetherは、同年12月にグループ配信に置き換わる形で実装(外部リンク)。今回「ドロップイン」も、こうしたコラボ機能拡充の一環とみられる。

「ドロップイン」の実装にあたって、見直しておくと良いTwitchの設定

Twitchでは今回、ドロップインが実装されたことで、配信画面に表示される「ノック(Knock)」ボタンを押せば、ツイキャスのようにプラットフォーム上でコラボが完結できるようになった。

しかし、現在対象のユーザーはデフォルトで「ノック」の設定がオンになっている。つまり、普段配信をしている様々な人から「ノック」を受けられる状態だ。

コラボ可能な場合はチャンネルに「ノック」が表示される/Twitch公式ブログより

そのためSNS上では、海外を中心に「普段関わりのない相手が勝手にコラボ配信してこようとする可能性」について、注意を呼びかける投稿が確認できる。

なお、「ノック」を受け入れる対象は、Twitchのクリエイターダッシュボードの配信マネージャー内から変更可能。フォローしているチャンネル、パートナー、アフィリエイト、お気に入りの4つの区分から対象を選択できる。

ドロップインのデフォルト設定。すべてのストリーマーを受け入れるようになっている。/Twitch公式ブログより

なお、完全に使用しない場合は配信マネージャーのコラボレーションパネルから、「リクエストを一時停止」に設定することで、「ノック」を含む「ドロップイン」機能を停止できる。

また、「お気に入り」機能を使えば、限られたユーザーのみ申請できるようになるため、こちらも対策として有効だろう。

予期せぬ「ノック」は拒否できる 承認しなけれコラボにならない

なお「ノック」をされた側は拒否することも可能。万が一デフォルトの設定で配信中に、予期せぬ「ノック」があったとしても、承認しなければコラボ配信は行われない。

言い換えれば、視聴しているストリーマー側が誤って「ノック」してしまった場合でも、相手に承認されない限り、コラボ配信がスタートすることはない。

「ドロップイン」「ノック」の一部機能がわかる動画

様々な仕様変更が続くTwitch 音楽面では権利問題がクリアに

今回のような新機能とは別に、最近Twitchでは様々な変更が相次いでいる。

6月には「Twitch DJプログラム」が発表され、権利関係上の問題が一部クリアになり、以前より気軽にDJ配信をすることが可能になった。

これに関連してか「音楽に関するガイドライン」(外部リンク)が更新された旨のSNSの投稿がみられた。

これまで通り、自身が権利を所有する楽曲が利用できるほか、ラジオ配信やDJなど利用方法ごとにガイドラインが定められている。

例えば、TwitchではJASRACと利用許諾契約を結んでいる。そのため、「歌ってみた」などの歌唱配信の場合、JASRAC許諾済みのカラオケ音源で、なおかつその楽曲の「配信」が許諾されていれば、配信で使用することができる(外部リンク)。

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