ドワンゴが運営する動画共有サービス・ニコニコ動画が、8月5日15時頃に正式にサービスを再開した。
新バージョンの名称は、「帰ってきたニコニコ」。
サービス再開と同時に「VOICEVOX 3周年文化祭」「ぼかえり2024夏 ~1回限りのボカロ夏祭り~」など、多数の動画投稿/生放送企画がスタートしている。
ニコニコ動画が、ドワンゴの親会社・KADOKAWAが6月8日にサイバー攻撃を受けた影響でサービスを停止して以来、約2ヶ月ぶりの再始動となる。
KADOKAWAへのサイバー攻撃で、6月からサービス停止していたニコニコ動画
ニコニコ動画がサービスを停止したのは6月8日。KADOKAWAが受けた大規模なサイバー攻撃の余波で、やむを得ずサービスを停止した。
当時は「サイバー攻撃の影響を完全に排除できたと確信し、安全が確認されるまで、復旧に着手することができません。少なくともこの週末中は復旧の見込みがございません」との発表があり、先行きは不透明な状態に陥っていた。
その後の数日間で、予定していた関連イベントやニコニコ動画公式番組等の中止または延期が決定。情報漏洩の可能性や、サービス休止中の有料コンテンツの補填についての発表が続いた。
ニコニコ動画(Re:仮)が話題に 昔人気だった作品が再び脚光を浴びる
そんな中、6月14日に、コメント投稿など最低限の機能を備えた臨時サービス・ニコニコ動画(Re:仮)がリリース。
2000年代以降の投稿作品の一部が視聴できるようになると、ryoさんによる初音ミク楽曲「メルト」や、爆発的人気を集めた「レッツゴー!陰陽師」など、サービスの黎明期を彩った動画が話題に。
昔人気だった作品が改めて注目を浴び、クリエイターやユーザーが言及することで、Xのトレンドに度々入るようになった。
7月に入ると、ニコニコ動画の動画データ、コメント、課金履歴など、サービスの復旧に必要なデータの無事が確認。
サービス再開に光明が見えると、同月26日には、ニコニコ動画の他、ニコニコ生放送やニコニコ大百科など、関連サービスの再開が8月5日と告知されていた。
なお、今回の正式なサービス再開に伴い、臨時サービスであるニコニコ動画(Re:仮)は終了となった。
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