シンガポールのCOCOSOFT TECHNOLOGYが開発・運営するオールインワン動画生成AIツール「Pollo AI」。
米Google社の「Veo」やOpenAI社の「Sora」のほか、中国快手科技社の「Kling AI」、MiniMax社の「Hailuo」、生数科技社の「Vidu Q」など、複数の最先端AIモデルを一つのサービスに集約した統合プラットフォームです。
「Pollo AI」で使用できるAIモデル
超リアルな動画も、アニメ風やCG風など、特定のアートスタイルに特化させた見た目の動画生成も、これ一つで完結! 多種多様なAIモデルの選択肢が一箇所に揃っているため、制作時間の節約も可能となっています。
この記事では、そんな「Pollo AI」を使って、テキストから動画を生成するまでのプロセスを解説します。
動画生成AIサービス「Pollo AI」の使い方
「Pollo AI」は、月20クレジット=最大2個動画を生成できるフリープラン(無料)、月300クレジット=最大30個動画を生成できるライトプラン(月額2,246円)、月800クレジットで最大80個動画を生成できるプロプラン(月額4,342円)の3つのプランが展開されています。
無料プランの場合は、生成した動画に透かしが入ります。有料プランに加入した場合には、生成した動画を商用目的でも利用することができます。
まずは「Text to Video AI」へ移動します(外部リンク)。インターフェースはシンプルで直感的です。
「Pollo AI」のインターフェース
使用するAIモデルを選択します。それぞれのAIモデルの長所について、簡単な説明書きも添えられています。各AIモデルには独自の特性があり、それらをシームレスに切り替えられます。
デフォルトは、本サービスのフラグシップモデルである「Pollo」。より洗練された表現にしたり、動画に音声を含めたりしたい場合は、「Wan」や「Veo」など他のAIモデルに切り替えられます。
それぞれのAIモデルの特徴について、簡単な説明も書かれている
なお、選択するツールやモデル、動画の長さ、生成する出力数、動画の解像度によってクレジットの消費量は決まります。
それぞれのAIモデルをひとつずつ試して、比較してみるのも楽しいかもしれません。色々と試行錯誤を繰り返すことで、自分がつくりたい映像・動画に最適なAIモデルがどれなのかを理解できるようになります。
生成するAI動画に何を映したいのか、「プロンプト」欄に詳細な説明を入力します。ここでの鍵は、具体性をもたせることです。
「Pollo AI」プロンプトの入力欄
最大2000文字まで入力できるので、設定や雰囲気、アニメーション(動き)、目指すビジュアル/スタイルなどを設定するのに十分な余裕があります。
動画を生成する前に、「動画の長さ」「アスペクト比」など、詳細を設定します。
なお、設定できる項目は選択したAIモデルによって異なります。以下はその一例です。
長さ:映像・動画の秒数を選択します(選択したAIモデルにより、指定できる秒数は異なります)
アスペクト比:プラットフォームに合わせて比率を選択します。選べるのは「16:9(YouTubeの横型動画など向け)」「9:16(TikTokのショート動画など向け)」「1:1(Instagramなど向け)」です。
解像度:最大1080pで動画を生成できます。
出力数: 一度に最大4つのバリエーションを生成できます。
「生成」ボタンをクリックして待ちます。ほとんどの場合、動画は2分から5分以内に準備が整います。
「Pollo AI」で生成されたAI動画
処理が完了したら、画面右側で結果がプレビューされます。気に入ったら、すぐにダウンロード可能。そうでない場合は、プロンプトや設定を調整して再試行しましょう。
「テキストから動画を生成」以外の機能も充実
この記事ではテキストから動画を生成する機能に焦点を当てていますが、「Pollo AI」はそれ以外の機能もあります。
画像を生成したり、画像を動画化することも可能。また、全体を通して登場人物やオブジェクト、シーンなどが一貫した動画を作成したり、本物そっくりなデジタルヒューマンを作成したり、既存の映像にAIエフェクトを適用することもできます。
TikTokやInstagramショートには、専用の「Shorts Video Generator」も試してみてください。
さらに、AI動画編集機能も搭載。生成した動画を微調整することができ、動画の生成から編集、完成までこなす真の“オールインワン”プラットフォームとなっています。
ビジネスのためのコンテンツ制作、クリエイティブなプロジェクトの実験、あるいは単にAIの可能性に興味がある人は、ぜひ一度「Pollo AI」を試してみることをオススメします。
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