『ディズニーロルカナ (Disney Lorcana)』 は、ディズニーのキャラクターをテーマにしたトレーディングカードゲーム (TCG) である。正式名称は『ディズニー・ロルカナ・トレーディングカードゲーム』。ゲームは、ディズニーとドイツのボードゲームメーカーであるラベンズバーガー (Ravensburger) によって共同開発され、2023年8月に欧米を中心に発売された。2024年1月25日に日本語版が上陸。
概要
『ディズニーロルカナ』は、ディズニーの幅広いキャラクターや作品の世界観をもとにして構築されたカードゲームであり、ファンタジー性と戦略性を融合したゲームデザインが特徴である。プレイヤーは「イルミニア」と呼ばれる魔法使いとして、カードを使用して物語を展開させながら、対戦相手と競い合う。
カードには、ディズニー映画やシリーズに登場するキャラクター、アイテム、アクションが描かれており、それぞれが独自の能力や効果を持つ。イラストは新規に制作されており、クラシックなデザインと現代的なアートスタイルを融合させている。
ゲームの基本ルール
ディズニーロルカナのゲームプレイは、以下の要素に基づいて行われる。
デッキ構築 プレイヤーは、事前に作成した60枚のデッキを使用する。デッキには、同一カードを最大4枚まで含めることができ、特定の属性 (インク) を組み合わせて戦略を構築する。
インクシステム インクはゲーム内のリソースであり、カードをプレイするために必要となる。カードを「インクウェル」と呼ばれる特殊なエリアに置くことで、リソースとして使用できる。
勝利条件 プレイヤーは「ロア」と呼ばれるポイントを集め、先に特定のポイント数 (通常は20ポイント) に到達した方が勝者となる。
カードの種類
キャラクターカード: 戦闘や特殊能力を持つキャラクターを場に出すカード。
アクションカード: 即時効果を発揮するイベントや魔法を表現するカード。
アイテムカード: プレイ中に継続的な効果を発揮するカード。
インクの属性
カードは6つの「インク」属性のいずれかに属しており、属性ごとに異なるプレイスタイルや戦略が存在する。
- アンバー (Amber): サポートや耐久性に優れる。
- アメジスト (Amethyst): 魔法やトリッキーな効果を重視。
- ルビー (Ruby): 攻撃力と破壊力に特化。
- サファイア (Sapphire): リソース管理やカードドローが得意。
- エメラルド (Emerald): 妨害や防御が中心。
- スチール (Steel): 強靭さと直接的な戦術に適応。
ゲーム開発の背景
『ディズニーロルカナ』は、ラベンズバーガーがディズニーと提携して開発した初のTCGであり、「ディズニーの魔法」をカードゲームという形で体現することを目指している。ゲームの発表は2022年8月に行われ、2023年のアメリカやヨーロッパを皮切りに順次展開された。
イラストレーションには、多くの著名なアーティストが参加しており、クラシックなキャラクターから最新のディズニー作品まで、多彩なキャラクターが描かれている。また、新たなストーリー性を持つオリジナルキャラクターも登場している。
反響と評価
発売直後から、ディズニーファンやTCG愛好家を中心に大きな話題を呼び、特にコレクション性やカードアートの美しさが高く評価されている。一方で、カードの入手難易度や供給不足が問題視される場面もあり、プレイヤー間では賛否が分かれる部分も存在する。
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