批評家の宇野常寛さんが手がける新たな書店「宇野書店」が8月1日(金)、東京のJR大塚駅近く東邦レオ東京支社ビル2階にオープンした。
「宇野書店」では、人文/社会/サブカルチャーのジャンルに特化した書店。宇野常寛さん自身が選書した約6,000冊を取り揃え、オンライン書店では得られない“偶然の出会い”を意識したラインナップとなっている。
メディアを横断しながら活動を続ける批評家・宇野常寛
宇野常寛さんは、2008年に刊行された著書『ゼロ年代の想像力』で批評家としてデビュー。以来、様々なメディアを横断しながら活動を続けてきた。
KAI-YOUにも、文芸誌『界遊』時代からコラムを寄稿。
自身がプロデュースする企画ユニット「PLANETS」での活動も精力的に行い、都市開発やサブカルチャーを切り口にした書籍を刊行。近年はオンライン講座も開設し、知のプラットフォームを築いている。
トークイベントで「これからの本屋の未来」を語る
「PLANETS」のYouTubeチャンネルに投稿されている紹介動画によれば、「宇野書店」の会計はキャッシュレス対応の無人レジで対応。クレジットカードや交通系IC、QRコード決済を利用できる。
「宇野書店」内観
中公新書や岩波文庫、ちくま文庫などの定番文庫シリーズに加え、岩波少年文庫などもラインナップ。さらにアニメや特撮関連の書籍も充実しているという。また、宇野常寛さん自身の著作や、PLANETSの書籍も並ぶ。
店内は人工芝を敷いた空間は靴を脱いで過ごせる仕様で、座り読みやPC作業も可能となっている。
オープンを記念し、8月1日には「これからの本屋の未来」をテーマにしたトークイベントを開催。
宇野常寛さんのほか、ブック・コーディネーターの内沼晋太郎さん、エール株式会社の篠田真貴子さん、文芸評論家の三宅香帆さんが登壇する。こちらの様子は後日、「PLANETS」にてアーカイブ公開が予定されている。
「宇野書店」では、今後も月数回のトークイベントやワークショップの企画が予定されている。

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