Adobeの画像生成AI「Firefly」β版リリース 著作権侵害せず商業利用に特化

Adobeの画像生成AI「Firefly」β版リリース 著作権侵害せず商業利用に特化
Adobeの画像生成AI「Firefly」β版リリース 著作権侵害せず商業利用に特化

「Adobe Firefly」/ 画像はAdobeのYouTubeより

Adobeが画像生成機能およびテキストエフェクトを中心とした、AIモデル「Adobe Firefly」を発表しました。

「Adobe Firefly」では画像編集やロゴ制作、3Dモデルの編集が可能。

また同社の素材提供サービス「Adobe Stock」との連携で、著作権や知的財産権を侵害しない形での画像生成を実現。商業利用における問題点を解消したサービスとなっています。

著作権の問題をクリアした「Adobe Firefly」

Adoe Fireflyの告知動画
公開された動画では、文字列(プロンプト)を入力することで背景の天候を変更したり、絵柄を選択することでブラシを生成したり、3Dモデルの材質を簡単な操作で変更する様子を紹介。

「Adobe Firefly」はAIの学習データとして「Adobe Stock」の著作権フリー素材や、著作権が失効しているパブリックドメインコンテンツを対象に収集。これにより著作権や知的財産権の問題をクリアに。

また、AI学習にクリエイターが素材を提供した場合、そのデータセットをもとに「Firefly」が生成した画像から得られる収益を、作者に還元する方法も検討しているとしています。

クリエイターやアーティストに欠かせないAdobeのソフト

PhotoshopIllustratorPremiere Proなどのクリエイティブソフト・サービスを全世界的に展開しているAdobe。

グラフィック制作、画像編集、動画制作などに欠かせないツールを多く開発・運営し、デザイナーやフォトグラファーなど、多くのクリエイターの必需品としても知られています。 Adobeは2022年10月には、画像生成AIの開発計画を発表しており、その中でも「クリエイティブ面や倫理面、法律面における懸念が指摘されている」とAIによる著作権や知的財産権侵害の可能性について言及。

国内では2022年12月に、イラスト・漫画制作向けアプリケーションCLIP STUDIO PAINTへのAIによる作画補助機能「画像生成AIパレット」が、ユーザーから反発を招き、実装中止となっています。 「Adobe Firefly」は現在ベータ版が利用可能です(外部リンク)。

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