デザインツール「Adobe Express」の使い方 画像生成AI「Firefly」も搭載

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デザインツール「Adobe Express」の使い方 画像生成AI「Firefly」も搭載
デザインツール「Adobe Express」の使い方 画像生成AI「Firefly」も搭載

画像は「Adobe Express」内の画像生成AI「Adobe Firefly」を用いて作成

皆さんは普段の生活でデザインが必要なシーンはあるでしょうか。

・自分たちのイベントの広告チラシをつくりたい
・家族との思い出の写真をきれいに残したい
・インスタ映えを目指したい
・会社でバナーデザインを頼まれた!(デザイナーじゃないのに!)

日常には、意外とクリエイティブな作業が必要なシーンが溢れているもの。そして、デザインはつくりはじめると結構楽しい

でも、プロ仕様のツールはハードルも価格も高いし、簡単におしゃれなデザインがつくれないかな……?
デザインツール「Adobe Express」
そんなときにおすすめしたいのが、アドビが提供するデザインツール「Adobe Express」です。

今回は「Adobe Express」の基本的な使い方を解説。実際にテンプレートを使って作品をつくりながら、便利機能や最近搭載された画像生成AIAdobe Firefly」などを紹介します。

文:井手涼圭
デザインツール「Adobe Express」はこちら

目次

基本無料のデザインツール「Adobe Express」とは?

「Adobe Express」は、アドビが提供するデザインツールです。

基本料金は無料。有料版のプレミアムプランは月額1078円(税込)ですが、無料でも十分すぎるほどの機能を備えています。

「Adobe Express」料金プラン

アドビといえば、「Adobe Illustrator」や「Adobe Photoshop」、「Adobe Premiere Pro」など、プロ仕様のクリエイティブツールを開発している会社。

デザイン業界はもちろん、写真や映画、アニメ、ゲームと、クリエイティブに携わる幅広い業界でアドビ製品が使われていますが、「Adobe Express」はノンデザイナーにとっても利用しやすいサービスです。

10万点以上の豊富なテンプレが嬉しい「Adobe Express」

デザインテンプレート以外にも、写真や動画素材も用意されています

「Adobe Express」には10万点以上の豊富なテンプレートがあり、「Adobe Stock」の素材(写真・イラスト等)1億6000万点や、プロの現場でも使う「Adobe Fonts」2万種類を使用可能(※無料版ではそれぞれの一部)。

デザインツールとして簡単に使えるだけでなく、よりこだわったクオリティを目指すこともできます。

……と聞くと、「なんだかんだ言って難しいのでは?」と感じるかもしれませんが、心配いりません。

続いては、ぶっちゃけどれだけ簡単につくれるのか? 実際に「Adobe Express」を触りながら使い方を解説していきます。

「Adobe Express」の基本的な使い方

「Adobe Express」は、アドビの公式サイトにアクセスすればすぐに制作をはじめられます。

今回紹介するのはWebブラウザ版ですが、アプリをダウンロードすることでスマートフォンやタブレットからでも操作できます。

「Adobe Express」Webブラウザ版

テンプレートにある「チラシ」をクリックすると、下のような画面になります。いくつかのデザインを選ぶことができるので、自分のイメージにあったものを探しましょう。

「チラシ」を選択したあとの画面

今回は「町内会のバザールのお知らせ」のチラシというテーマでつくっていきます。

ベースのテンプレートを選んだら、文字要素などを変更していきます

ベースとなるテンプレートを選び、文字を変えたり、それに合わせてレイアウトを動かしたりすると……

10分もかからずに完成!

テンプレート次第ではありますが、本当にあっという間にできちゃいます

地味に嬉しいのが「おすすめのフォント」という機能。フォントデザインの知識がなくても、雰囲気にあったものを提案してくれます。

デザインのディテールをグッと高める「おすすめのフォント」機能

完成したらファイル形式を選んでダウンロードできます。Webのみで使うならPNGかJPG、印刷するならPDFがよいでしょう。

ファイルの出力形式を選べます

実際に作成したチラシがこちら

SNS連携やアニメーション「Adobe Express」の便利機能

こんな風にとにかく簡単にイイ感じのグラフィックをつくることが可能な「Adobe Express」ですが、すごい機能はまだまだあります。

1.とにかく豊富なデザイン

テンプレートを眺めるだけでも楽しい

とにかく選べるデザインテンプレートが豊富。チラシだけではなく、InstagramやFacebookなどのバナー広告にも対応しています。

グラフィックデザインをゼロからやったことがある人はわかると思いますが、「とりあえず無難で簡単なデザイン」は結構難しいもの。

ノンデザイナーにおすすめのツールではありますが、元々プロのデザインスキルを持っている人であれば、さらに有効活用もできるはず。

2.アニメーション付きの画像も簡単に作成

「Adobe Express」では、アニメーションを使った画像も作成できます。

Instagram向けのテンプレートを使えば、アニメーション付きの「ストーリー」用の投稿画像も簡単。画像にインパクトを持たせたり、印象的な画像にしたりしたいときなどに便利な機能です。

3.SNS連携でTwitterやInstagramに直接投稿

各種SNSとの連携も◎

多くのSNSと連携できるのもアドビ製品ならでは。画像を作成した「Adobe Express」から、直接SNSへ投稿できちゃいます。

つくった画像をデスクトップに保存、SNSアプリを立ち上げてファイルを探してアップロード……といった手間がなく、公開作業がとてもスマートに。予約投稿機能もあるので便利です。

話題の画像生成AI「Adobe Firefly」も搭載

発表直後から注目を集める画像生成AI「Adobe Firefly ベータ版」が、「Adobe Express」のパブリックベータ版で使用できます!

「Adobe Firefly」はいわゆるジェネレーティブAIで、現在ベータ版が公開中。「Adobe Express」にもテキスト入力に基づく画像生成とフォント装飾が搭載されています。

「Adobe Express」に搭載された「Adobe Firefly」。サンプルとなるデザインも用意されています。※こちらはベータ版の画面

たとえば、「テキストで画像生成」では、生成する人や物、環境、雰囲気などを入力(現時点では英語のみ)することで、AIが自動で画像を生成してくれます。

英語での入力はハードルが高い……! という人は、既存のデザインを選んで、部分的に単語を入れ替えて生成する、といった使い方も可能です。

テンプレートを選んで、画面左上の赤枠内のテキストを変更することも可能 ※こちらはベータ版の画面

試しに「lion」を「tiger」に変更して生成した結果がこちら ※こちらはベータ版の画面

「Adobe Firefly」はアドビが開発した商用利用可能なクリーンな学習過程を経て生み出された画像生成AI。

現在公開しているのはパブリックベータ版のため商用利用は不可ですが、完全版ではもちろん商用利用も可能。「Adobe Stock」にない素材を生成して、ポスターやチラシなどのデザインに取り入れるなど、制作の幅が大きく広がるはずです!

生成系AIについては様々な課題が示唆されていますが、アドビがこの問題に積極的に取り組んでいることが発表からもうかがえます(外部リンク)。

AIの利用に不安がある人は、一度目を通してみてもいいかもしれません。

※現在の「Adobe Firefly」はベータ版の「Adobe Express」でのみ使用可能。今後実装が予定されている製品版ではUIが変わる可能性があります。

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