ペンタブレットの大手製造メーカー・ワコム(Wacom)が5月15日、「お知らせ」と題した声明を公式Xに投稿した。
ワコムは、同社の名称が記載されたコンテストについて、「多くのご意見をいただいております」と説明。該当コンテストの運営から問い合わせを受けていたことを認めた。
その一方、ワコムが該当コンテストの内容を確認する前に、手違いで協賛としてイベントの公式サイトに掲載されてしまったとしている。
AIアートコンテストの協賛疑惑で物議に
ワコムを巡っては5月13日、生成AI(ジェネレーティブAI)を使用するコンテスト「全国AIアート甲子園@i-SEIFU」の公式サイトに、協賛として名を連ねていたことが物議を醸していた。
「全国AIアート甲子園@i-SEIFU(別称・高校生AIアートコンテスト大阪)」は、清風情報工科学院およびその運営団体・学校法人 清風明育社が主催するAIアートのコンテスト。
日本全国の高校生を対象に、「にじジャーニー」や「Copilot」といった画像生成AIツールを使用して制作した「擬人化キャラ」に関するオリジナルイラスト/アート作品を募集。
最優秀賞の受賞者には、賞金3万円分のAmazonギフトカードと副賞が贈られるという内容だ。
ワコム「引き続き敬意をもって接していきたい」
「全国AIアート甲子園@i-SEIFU」の公式サイトには当初、後援・協賛として、「にじジャーニー」や大阪府教育委員会などと並び、ワコムの名前が記載。
しかし、インターネット上での批判的な反響を受けてか、5月13日中にその記載が削除されていた(なお、ポスターには名前が残っている)。
ワコムは今回の声明の中で、「ワコムとしてはクリエイティブ活動を行うみなさまに引き続き敬意をもって接していきたいと思っております」と宣言。
「今回、こちらの確認が至らず、多くの方に不快な思いをさせてしまいましたことお詫び申し上げます」と謝罪している。
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