漫画家の田辺洋一郎さんが1月5日、自身の公式Xで生成AIの利用に関する謝罪文を掲載した。
田辺洋一郎さんは、STU48メンバーの工藤理子さんがXに投稿した写真を生成AI「Grok」を用いて無断で性的に加工。これについて、工藤理子さん本人が苦言を呈し、生成AIの利用方法を巡って批判が殺到していた。
田辺洋一郎さんは「肖像権、生成AI利用に関する意識の低さ、 仕事相手であるアイドルとの距離感を見誤った傲慢さ、など反省しております」と謝罪した。
田辺洋一郎さんによる謝罪文/画像はXから
また、STU48運営も「STU48メンバーの肖像権・パブリシティ権について」と題した声明を発表。ファンらに向けて所属アイドルの権利保護を呼び掛けている。
生成AIで性的画像を出力、STU48メンバーからも不快感を示す反応
田辺洋一郎さんは、これまで数多くのAKB48グループや坂道シリーズの公式漫画・イラストを手がけてきた漫画家。
1月3日、田辺洋一郎さんがXの画像生成AI機能(Grok)を使用し、STU48メンバーの写真を元に「首にマフラーを巻いて、ビキニを着せて」というプロンプトで画像を生成。そして「作画資料です」という文言を添えてスクリーンショットを投稿した。
これに対し、ファンからの非難が殺到しただけでなく、STU48のメンバー本人からも不快感を示す反応が見られた。事態を受けて該当のポストは削除され、最終的に今回の謝罪と取引停止の報告に至っている。
STU48運営はAI生成画像/動画に対して法的手段を講じると警告
この騒動と並行する形で、STU48運営事務局は1月5日、「STU48メンバーの肖像権・パブリシティ権について」と題した声明を発表。
STU48メンバーの肖像権・パブリシティ権に関するお願い/画像はSTU48公式サイトから
声明では、メンバーの容姿を模したAI生成画像・動画がインターネット上にアップロードされているケースについて言及。
これらは「撮影の有無に関わらず、メンバーの肖像権及びパブリシティ権を著しく侵害するもの」であり、看過できない状況にあると強く非難した。
今後については、すでにアップロードされているコンテンツの速やかな削除を求めると同時に、削除が確認できない場合や悪質な加工・生成が見受けられる場合には、投稿者を特定した上で法的手段を講じることも検討するとしている。
こうした動きは国内だけにとどまらず、インドネシアのアイドルグループ・JKT48も同様の声明を同日(日本時間)に発表している。
JKT48の声明では「AI生成のポルノコンテンツ」と、より具体的な言葉で被害の実態を指摘しており、AIによる権利侵害に対し、厳しい姿勢を示した。
この記事どう思う?

0件のコメント