アダルトゲームブランド・アリスソフトが3月22日、公式サイトで生成AIを使用した二次創作作品の販売について、注意喚起した。
生成AI技術を用い、短時間で大量のコンテンツを制作して販売する行為は、同ブランドの著作権ガイドラインにおける、「『当社の不利益になること』に該当する行為」と説明。
今後生成AIによる作品を販売プラットフォームで発見した場合、プラットフォームに対して販売停止を申請する可能性を示唆した。
独自路線を行くゲームブランド・アリスソフト
アリスソフトは、株式会社チャンピオンソフトが1989年に立ち上げたアダルトゲームブランド。
アダルトゲームでは定番のアドベンチャーゲームだけでなく、シミュレーションゲームやRPGなど、様々なジャンルを取り入れたタイトルを開発してきた。
特定のタイトルを対象に、条件を遵守する限りインターネット等での配布を許可する独自の施策、「配布フリー宣言」でも知られている。
また、公序良俗に反しない、違法行為は行わないなどの著作権ガイドラインを遵守することを前提に、開発タイトルの配信や二次創作を許可している(個人の利用に限る。法人の場合は問い合わせが必要)。
今回アリスソフトが生成AIを使った二次創作作品について言及したのは、同ガイドラインにある「当社の不利益になることは行わないようお願いします」という一文に抵触するためだ。
この記事どう思う?
関連リンク
1件のコメント
匿名ハッコウくん(ID:10270)
アリスソフトのHP見てきたけど企業とは思えないくらい稚拙な文章だな。受け取り方次第でどうとでも解釈できてしまう文章。普通に考えれば「画像生成AIを用いて作成された、当社のキャラクターを描いた画像を販売する行為を禁止します」と言いたいのだろうが、この文章では「当社のキャラクターかどうかに関係なく、画像生成AIを用いて作成された画像を販売する行為そのものをを禁止します」という風にもとれてしまう。つまり「Amazon(Kindle)やその他ダウンロード販売サイト等に大量に発売されている、画像生成AIを用いて制作された(アリスソフトとは一切関係の無いものを含む)画像を用いたCG集の販売には断固反対だ!」っていう意見にもとれてしまう文章だ。