総合格闘技イベントのRIZINが8月19日、都内で「RIZIN WORLD GP 2025 フライ級トーナメント2ndラウンド総選挙」(通称・フライ級GP総選挙)を開催した。
これは、現在開催中のフライ級トーナメントにおける、2回戦に進出する選手および対戦カードを決定するためのもの。出場10選手が7月の「超RIZIN.4 真夏の喧嘩祭り」で5名に絞られていた。
総選挙では、その中からファン、記者、有識者らが“観たい対戦カード”を2回に分けて投票。選ばれた2組が準決勝に進出、残された1名は後日リザーブマッチが組まれ、進出者に欠場があった場合は代わりに出場する。
投票の結果、準決勝は扇久保博正選手vs.アリベク・ガジャマトフ選手、元谷友貴選手vs.神龍誠選手の対決が決定。
9月28日(日)に愛知・IGアリーナで開催される「RIZIN.51」でフライ級グランプリ準決勝を戦う。伊藤裕樹選手がリザーバーにまわった。
扇久保博正選手vs.アリベク・ガジャマトフ選手
元谷友貴選手vs.神龍誠選手
【フライ級トーナメント2ndラウンド対戦カード】
・扇久保博正選手vs.アリベク・ガジャマトフ選手
・元谷友貴選手vs.神龍誠選手
勝っても先に進めない──異例のRIZINフライ級GP総選挙
1回戦を勝ち上がったにもかかわらず次のラウンドに進めない──異例とも言えるRIZINフライ級GP総選挙。
7月の「超RIZIN.4 真夏の喧嘩祭り」後に、実施が決まって以降は、SNS上で各選手の選挙活動が繰り広げられた。
選挙ポスターを作成し、公約を掲げ、YouTubeチャンネルで動画を投稿するなど、従来の格闘技大会では見られないエンターテインメント性の高い前代未聞の展開は、大きな話題を呼んだ。
落選した伊藤選手「頭が真っ白」「RIZINのことは嫌いにならないで」
総選挙当日は、5選手が会場に登壇。それぞれ選挙演説でグランプリへの思いや希望する対戦相手を語るなど、会場に集まった有権者を前に最後のアピールを行った。
中でも伊藤選手は、総選挙当日までにネット上で積極的な広報活動を展開。地元・名古屋での大会とあって、ひときわ力を入れて自身への投票をアピールし、総選挙全体をも盛り上げていた。それだけに、リザーバーとなってしまったのは悔しいところ。
実際、投票後は「頭が真っ白です」とコメント。一方で、「僕のことは嫌いでも、RIZINのことは嫌いにならないでください」と、大会や運営への批判はしないでほしいと語り、涙ぐむ場面もあった。
7 images

この記事どう思う?
関連リンク
0件のコメント