連載 | #13 コミックマーケット101特集

VTuber「ぶいすぽっ!」初のコミケで存在感「少しでもメンバーを知ってもらいたい」

VTuber「ぶいすぽっ!」初のコミケで存在感「少しでもメンバーを知ってもらいたい」
VTuber「ぶいすぽっ!」初のコミケで存在感「少しでもメンバーを知ってもらいたい」

「コミックマーケット101」に出展した「ぶいすぽっ!」のブース

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世界最大級の同人即売会「コミックマーケット」。夏と冬に開催されるこのイベントは、会場でのサークル・企業の出展数や人の集まり具合から、コンテンツの趨勢を占う場としても機能している。

では、12月30日から31日にかけて開催された「コミックマーケット101」において、一番勢いがあったのは何のブースだったのだろうか。人によって意見は分かれるだろうが、KAI-YOU.net取材班が最も勢いを感じたのは、バーチャルYouTuber(VTuber)グループ「ぶいすぽっ!」だった。

企業ブースとしては今回が初出展。だからこそなのか、初日は多くの人が殺到し、ブースの列形成が開幕1時間半で終了してしまうほどの人気だった。コミケ初出展の経緯やブースのコンセプトについて、担当者に話を聞いた。

【画像13枚】大盛況の「ぶいすぽっ!」ブース

e-Sportsシーンとも親和性高い「ぶいすぽっ!」

ぶいすぽっ!

「ぶいすぽっ!」は、バーチャルエンターテイメントが運営するバーチャルe-Sportsプロジェクト。

所属するVTuberはゲーム実況を中心に活動しており、プロe-Sportsチーム・Crazy Raccoonが主催する大会「CRカップ」をはじめとするイベント・大会へも積極的に参加している。

そういった場でストリーマーやプロゲーマーたちと交流することで、既存のVTuberファン以外の層へも人気が拡大。

2022年には、グループ全体のYouTubeチャンネル登録者数の合計が、ホロライブにじさんじに次ぐ、国内第3位となっている。

会場の至るところに「ぶいすぽっ!」の特大広告が登場

「コミックマーケット101」では、会場となる東京ビッグサイトの最寄駅である国際展示場駅などに、「#ぶいすぽ冬コミ2022」と書かれた大量の横断幕が登場。

会場内でも至るところに掲出されており、事前告知の通り来場者たちを盛大にお出迎え。

ブースには、冬服を身にまとったVTuberたちの等身大アクリルパネルが並び、大型モニターからは絶えず様々な映像が流れ続ける。

加えて、物販のために設けられたレジ数は8台。ざっと確認した限りでも、企業ブースにおいては最大級の体制で来場者を迎えていた。

会場内の至るところに「ぶいすぽっ!」の広告が

ブースでは等身大アクリルパネルと映像でお出迎え

「ぶいすぽっ!」ブースコンセプトは“年越し”

ブースについて、担当者は「コンセプトは年越しです。その中で、やはり『ぶいすぽっ!』はゲームが主軸なので、e-Sportsの近未来感は意識しています」とコメント。

また、ビジュアル面としてはパネルをアクリルにしたり、映像を用意したりと特別感が出るよう工夫をこらしており、「やっぱり実際に来て直接目にしていただくので、展示物には力を入れたいと考えていました」と、気合いの入れようを語ってくれた。

近未来感も意識されたブース

それだけの準備をしてきたこともあり、今回の盛況ぶりには手応えを感じたそうで「ありふれた言葉で申し訳ないのですが、やはりファンの方々に支えられている、ということを改めて実感しました」と力強くうなづいていた。

その上で「予想していたよりも若い年代の方、女性の方にも来ていただいているのは印象的でした」と振り返った。

列は会場の外にまで伸びた

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